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器物等の着色

タオル、容器、タイルなどが青くなる

原因

容器やタオルなどに付着した銅イオンは、石けんや湯あかに含まれる脂肪酸と反応すると、水に溶けない青色をした銅石けんを作ります。これが容器、タオルなどに付着し青く染める原因です。銅は、給湯管、湯沸器等に使われていて、銅の内面が新しい時に溶け出しやすく、水を長期間通すことによって酸化銅の被膜が形成されると、溶けにくくなります。酸化銅の被膜は、一般的に数週間から数カ月で形成されますが、遊離炭酸の高い水では形成されにくいこともあります。また、湯沸器などでは水温が高く、滞留している間に銅が水に溶けやすくなっています。
 

対策

容器やタオルなどを青く染めないためには、石けんや湯あかが残らないようにこまめに手入れをすることが大切です。
 

タオル

食酢を10倍に薄めたものを70~80℃に温め、タオルを浸すと数秒で脱色するので、その後きれいな水で充分にすすいでください。ただし、この方法を繰り返すとタオルが黄ばむこともあるので、こうなったタオルは漂白剤で漂白するとよいでしょう。
 

容器、タイル

市販のアルカリ性洗剤を少量滴下してから、スポンジ等でよくこすり、食酢で中和して洗い流してください。
 

安全性

銅は人体にとって必須元素で、貝類、豆類、レバーに含まれ、赤血球の形成、細胞の鉄の代謝、骨、中枢神経、伝達細胞の成長の代謝などに必要です。厚生労働省の「第6次改訂日本人の栄養所要量」では、成人男子は1日1.8mg、成人女子は1日1.6mgです。銅の水質基準値は、1.0mg/L以下となっていますが、銅が1.0mg/Lを超えて含まれていると水の味を悪くしたり、布類、タイル類を青くします。銅管からの銅の溶出については、水質と深い関係があります。例えばpHが著しく低い場合、遊離残留塩素が高い場合、水温が高い場合、溶存炭酸ガスの濃度が高い場合などは、銅の溶出量が多くなると言われています。いずれの場合も、銅の溶出量は水質基準値の1.0mg/Lを大きく超えることはありません。なお、銅が溶出して水が青く見えるのは100mg/L以上です。銅が酸化されるとできる緑青(銅の錆)は、昔、毒性が高いと言われていました。緑青は、国の研究機関で3年間にわたる研究実験の結果、過去に考えられていたように有毒ではなく、無害に等しいことがはっきりと解明されています。
 

耐熱ガラス製品やガラス製の魔法びんの内面が黒色になる

原因

耐熱ガラス製品やガラス製の魔法びんに湯沸器などのお湯を入れると、内面が黒色になることがあります。これは湯沸器などに使用されている銅管からごくわずかに溶け出した銅が酸化され、魔法びんの内面に徐々に付着し、黒色に見えるようになったものと考えられます。
 

対策

湯沸器の水は水温が高く、滞留している水に銅などが溶け出している場合がありますので、なるべく飲用以外の用途でお使いください。朝の使い始めのように湯沸器を長い時間使用しなかったときは、使い始めの水に銅が多く含まれている恐れがありますので、銅管部分の水を約1分間流した後に使用して下さい。放流水は飲用以外の用途でお使いください。  

 

アルミニウム製の鍋ややかんが黒くなる

原因

アルミニウム製の鍋ややかんの内部が黒くなることをアルミニウムの黒変化現象といいます。アルミニウムと水中の酸素がアルミニウムの表面で酸化反応を起こし、水酸化アルミニウムの被膜を生成することが第一の原因です。第二にこの水酸化アルミニウムと水の中に溶けている物質が複雑な反応をして、アルミニウムの表面に固着し黒変化を引き起こします。水酸化アルミニウムに作用する物質として給湯管から微量に溶けだす銅イオン、カルシウムなどが原因物質として挙げられます。アルミニウム製の鍋ややかんでアルマイト加工をされた製品は黒変化が起こりませんが、ナイロンたわしなどによる洗浄や煮沸の繰り返しによりアルマイト被膜がなくなっていることがあります。なお、黒色化被膜は無害で使用には差し支えありません。 

対策

アルミニウム製の鍋ややかんは空炊きしたり、水道水をつぎたしながら使用しないでください。また、中には水や食物を長時間入れたまま放置しないようにして、使用後はよく洗い、水気を拭き取り、乾燥させてください。なお、軽金属製品協会発行の(お台所のアルミガイド)には「黒くなった部分はクレンザーやスチールたわしできれいに除けます。そのままにしておくとすぐ黒変化しますので、米のとぎ汁を入れて10~15分ほど煮沸します。そうするとアルマイトに類似した被膜ができて、黒変化かおこりにくくなります。」との方法が紹介されています。  

安全性

水酸化アルミニウムは医薬品(制酸剤)にも用いられている物質です。  

参考

アルマイト加工とは硫酸処理(白色アルマイト)やシュウ酸処理(黄色アルマイト)により、アルミ表面に約10μmの耐食性酸化アルミニウム被膜を作ることをいいます。しかしこの酸処理だけでは被膜に無数のピンホールが存在するため、沸騰水処理や蒸気処理を行い、ピンホールをなくす処理をします。これらを含めてアルマイト加工といいます。(注)ピンホールとは、金属の素地や下層部に達するめっき層の細かい孔を表現する用語ですが、上記の場合では、金属の表面処理における、針の穴ほどの加工むらを表しています。  

 

水切りカゴ、風呂のタイルなどが黒色になる

原因

水切りカゴや浴室などは乾燥しにくく、水滴が残りがちです。こうした所に空気中の細菌やかびなどが付着して繁殖し、黒色の付着物となることがあります。

対策

洗剤でよく洗い、取れないときは漂白剤を使用してください。こうした現象が頻繁に起きる容器や浴室は洗ったあと、通気をよくして充分乾燥するようにするとともに、日常の手入れをこまめにしてください。  

参考

漂白剤の使用については合併浄化槽を設置しているところでは注意が必要です。濃度の高い漂白剤、あるいは濃度は低くても多量の漂白剤が浄化槽に流入すると中にいる浄化機能をもった微生物を死滅させ、合併浄化槽の機能を損なう恐れがあります。  

 

ふきんが紫色になる

空気中には多くの雑菌(細菌やかび)がいます。湿気を帯びたふきんは、雑菌が繁殖しやすくなっています。ふきんが紫色になるのは、大気中の雑菌が付着し繁殖したためです。なお、高温多湿の場所や、梅雨の季節では、特に雑菌が繁殖しやすく、この現象がよくみられます。  

対策

雑菌で着色されたふきんは、そのまま使用せず台所用漂白剤などで漂白し、よく洗ってから使用してください。また、使用後のふきんは、よく乾燥させてください。  

 

お茶の飲み残しが紫色になる

原因

水道管に鉄管を使用している関係で、微量の鉄分が水道水に含まれていることがあります。ゆのみにお茶の飲み残しをいれたままで鉄分を含む水道水を入れたり、長い間水道水にお茶を入れておくと紫色に着色することがあります。お茶、コーヒー、紅茶などの成分の一つであるタンニンと、水道水に含まれていた鉄が反応して、紫色のタンニン鉄ができます。このタンニン鉄が着色の原因です。また、空気中の雑菌(細菌やかび)が、お茶の飲み残しに繁殖して紫色になることもあります。  

対策

タンニン鉄は有害ではありませんが、空気中の雑菌が繁殖している可能性もありますので、紫色になったお茶は飲まないでください。また、お茶の飲み残しが残っていた湯のみはよく洗ってから使用してください。  

 

お湯に塩素系漂白剤を混ぜると紫色になる

原因

お湯の中にニッケルが多く含まれていると、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの溶液)を混ぜたとき、お湯に黒紫色の沈殿物を生じ、水が着色した様に見えることがあります。これは、水中のニッケルが漂白剤の中に含まれる水酸化ナトリウムの作用により白色の沈殿物を生じ、さらに次亜塩素酸ナトリウムの作用によって白色の沈殿物が黒紫色に変化した物です。この現象は、水温や漂白剤の種類などに大きな影響を受けますが、概ね水中のニッケルが0.1mg/L以上、水温が70度以上の時に見られます。従って、この現象は「高温の水にニッケルが溶けた湯」もしくは「ニッケルが溶けた水を加熱した湯」に「塩素系漂白剤」を加える事で生じます。  

対策

水道水中のニッケルは監視項目として指針値が0.01mg/L以下と定められています。また、湯沸かし器などを経由しない限り、給水時の水温が70度になることはないので、普通に水道水を使用している時はこの現象は見られません。従って、この現象が見られたときは何らかの原因により水道水や温水器又は加熱に使用した容器などにニッケルが混入した物と考えられます。ニッケルが混入した水を飲用しないようにすると共に、早急に原因を究明することが大切です。  

 

浴室のタイル、便器の内側などが桃色になる

原因

浴室のタイル、流し口、便器の内側などは水が溜りやすく、また、石けんカス、湯あか、汚物などで汚れやすいため、空気中の雑菌(細菌やかび)が付着し、繁殖しやすくなっています。これらの雑菌のなかには繁殖にともなって桃色、黄色、燈色など、特定の色素を作るものがあるため、条件によってはこうした場所がくすんだ薄桃色からあざやかな桃色まで、様々に着色することがあります。

対策

まず、着色した部分を水でよく洗ってください。水洗いでは、見た目にきれいに見えても、雑菌の一部が生き残り、再び繁殖して同じ現象が起きることがあります。熱湯もしくは市販の漂白剤で洗えば再び雑菌が繁殖するのを防ぐことができます。ただし、漂白剤の使用については、合併浄化槽を設置しているところでの使用は注意が必要です。濃度の高い漂白剤、あるいは濃度は低くても多量の漂白剤が合併浄化槽に流入すると、中にいる浄化機能をもった微生物を死滅させ、浄化槽の機能を損なう恐れがあります。また、空気中の雑菌は温度や湿度など条件さえそろえば繁殖するので、浴槽やトイレの換気をよくして湿気を減らすとともに、日常の手入れをこまめにしてください。  

参考

現在、赤色や桃色の色素を産出するものとして、霊菌、酵母類、メチロバクテリウムなどが確認されています。これらは病原菌ではありませんが、お年寄りや病気の人など休の免疫力が低下している人には感染(日和見感染)する可能性があります。また、同じ場所にその他の雑菌も繁殖している可能性がありますので、よく洗い落し、十分乾燥してください。  


掲載日 平成22年10月27日 更新日 平成28年10月6日
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