「里山の春散歩」NO.2―つつじの花咲く、「お千手山」へ―
オズマです。
栃木県の南部、「あしかがフラワーパーク」のすぐ近くで、生まれ育ったオズマ。
鹿沼に移り住んだ頃、鹿沼の人に連れられて初めて「千手山公園」へ。(たぶん、桜を見に行きました。)たくさんの出店が出てにぎわっていた「お千手山」。
連れてきてくれた人が、屋台の一つを指して、「『いもぐし』がおいしいから、食べよう。」そう言って買ってくれました。
栃木県南部(佐野市を中心に)では、「いもフライ」と言えば、ジャガイモ。 それを蒸かして、4等分程度に切ったものを竹串に4個ほど刺し、パン粉をつけて油でカリッと揚げる。
そこに、ソースを掛け、熱っつアツを、はふはふ言いながら食べる。
オズマ、勘違い‥‥。
「いもフライ」と鹿沼の「いもぐし」は同じものだと思ってしまった。
鹿沼は、里芋!その蒸したものに、直接みそだれ?!を付けて焼く。ねっとりした食感。
オズマ、フリーズ!!びっくりしたのなんのって。
さて、さて。
そんな、思い出深い、「千手山公園」へ。4月23日(土曜日)に出掛けてきました。
4月20日(水曜日)の「下野新聞」にカラー写真と共に(それも一面に)、「鹿沼市口粟野の城山公園のヤマツツジ見頃」の見出し。そう、そう。「お千手山」も見頃のはずです。ワクワクしながら、朝6時前に出掛けました。
毎年、燃えるようなつつじの赤に埋め尽くされ、山が盛り上がるように感じる「千手山公園」ですが、今日はちょぴり時期がずれてしまったのか、例年よりお花は少なめ。ではありますが、素敵な彩を見せてくれていました!
写真の看板にあるように、コロナの感染防止のために、「さくら・つつじ祭りは中止」。
残念。仕方ないですよね~。
せっかくなので、歴史あるお堂を紹介したいと思います。
「千手観音堂」
一辺が三間(約5.5メートル)の正方形の作り。正面の軒下に「龍」の彫刻があり、そこに江戸時代の享保11年(1726年)と書かれてある。そして、「龍」の彫刻の脇には中国で有名な、「二十四の孝行な子供の話」の彫刻が。
お堂内部には、金箔で天井が朱、床は黒漆塗の「宮殿」がある。
その「宮殿」の両脇には、「千手観音」を守る「眷属」と呼ばれる者たちの像と、「風神」「雷神」の2体を加えた計30体が配置されているそうです。
「風神」「雷神」を是非、見てみたい!
毎月1日に、御開帳(休園日・雨天の場合は翌日)しているそうなので、オズマも今度は拝顔に伺います。
ほほ~。中に「風神」「雷神」があるんですか~。
「龍」の彫刻
「龍さん、龍さん。その手に持っているのはドラゴンボール!?」
へ~、へ~!御朱印もあるのね!
ちなみに、この「シカノツノタチ発信局」内の、ライター:レインボーさんの「『鹿沼・春・親子』からみ~つけた」の記事中に、御朱印の詳しい内容と写真が載っていますので、是非御覧ください。)
「千手院」の由来
天文4年(1535年)の創建。「千手観音堂」の中に安置されるご本尊の「千手観音座像」は、鹿沼城の最後の城主「壬生上総介義雄」により、板荷の観音原から移されたという言い伝えがある。
「仁王門」
仁王門の南西側にある石碑に、江戸時代の享保17年(1732年)に建立されたとあり、仁王像の体内には享保16年の墨の文字が。
仁王像は、伽藍(寺院の建物)を仏様の敵から守る守護神。一体は口を開き(「金剛像」)、一体は口を閉じた姿(「力士像」)で表される。
▲口を開いた「金剛像」(西側)
▲口を閉じた「力士像」(東側)
仁王門の北(裏手)の西側にある、手に「宝塔」を載せている像を「多聞天」、東側の剣を持っている像を「増長天」という。
▲剣を持ってる「増長天」
▲手に「宝塔」を載せてる「多聞天」
今日の、大発見!!何十年?も気づかなかったゾ。天井に「龍」の絵!
郷土画家「慶掌」作の「龍の図」。すてきじゃん!
電車の乗り物の、レール両脇のつつじ!もっこり!
ちなみに、2007年公開の映画「恋空」のロケ地。
三浦春馬さんと、新垣結衣さん主演の、切ない恋のお話。
二人で作った雪だるまをイメージさせるものが、観覧車北側の小さな花壇の一角にありました。
「お千手山」からの市街地の眺め
朝、6時14分。う~む。花曇り‥‥。
さて。見て、みてください!!「お千手山」を下る坂の側溝の蓋にオリジナルの鹿沼デザインを発見。
わおっつ!そそられる~。
ということで、
鹿沼らしい「マンホール」と、「路面タイル」を探しに、続けてお散歩に行ってきま~す!
ライター オズマ