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読みのつまずき 早期発見・早期支援 ~MIM(ミム)を市内全小学校に導入~(2015.05)

  本年度から、「子どもたちが、つまずきのある読みから流暢な読みへ改善するための指導モデル」を市内全小学校に導入いたしました。

  この指導モデルはMIMと呼ばれており、マルチレイヤー・インストラクション・モデル(Multilayer Instruction Model)の略で、通常の学級において、異なる学力層の子どものニーズに対応した支援をしていくため、国立特別支援教育総合研究所主任研究員の海津(かいづ)亜希子(あきこ)氏が開発したものです。

  本市におけるMIMの取組は、平成26年度から県内他市に先駆け、文部科学省委託による「発達障がいの可能性のある児童生徒に対する早期支援研究事業」により、市内全小学校で試験的に取り組んできました。

  通常の学級においても、「読み」につまずきを示し、学習面に困難さを示す子どもがいます。なかでも、「初期の読み」においての最大の難関は、特殊音節と言われるもので、「きって」などのつまる音、「おばあさん」などののびる音、「しゃ」「しゅ」「しょ」などのねじれる音、「きゅう きゅうしゃ」などのねじれとのびが混在した音です。

  特殊音節をはじめとする語の読みでつまずくと、すべての学習、ひいては日常生活にまで支障を来たすおそれがあるため、早期につまずきのある読みから流暢な読みへ改善していくことが重要です。

  そのため、本年度から、全小学校第1学年の国語科の指導計画に位置付け、学力の向上を目的として、学校間の指導の格差なく実施しております。

  今後は、各小学校で継続的な指導を行いながら、月一回のテストで「読み」の理解度を測ります。テストのデータは、教育委員会が管理し、適宜、海津先生にデータ分析等の助言をいただきながら各小学校と連携し、一人ひとりの児童に応じた指導に取り組んでいきます。

  さらに、みなみ小学校では、本年度2学期以降にMIMタブレット版の試験的な活用も予定しており、今後、MIM教材を用いた効果的な学力向上に努めてまいります。

 

担当課・問い合わせ先

学校教育課  0289-63-2236
 

 


掲載日 平成27年5月21日 更新日 平成30年10月30日
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