本市では、平成9年度から毎年8月に市内の中学生を広島平和記念式典に派遣してまいりましたが、今年度は大変残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、中止となりました。
この代替事業として、戦争体験を次世代に語り継ぐ映像資料として残していくことを目的に、「戦争体験を語り継ぐ会」と「鹿沼ケーブルテレビ」のご協力をいただき、市内の戦争体験者4人による証言を記録したDVDを制作することとし、このたび、1人目の証言をまとめたDVD第1弾が完成いたしました。
実体験に基づいた戦時下の様子が語られており、戦争の恐ろしさ、平和の尊さを学ぶことができる内容となっています。
このDVDは、市内小中学校に配布し、平和教育の教材として活用する他、図書館や各コミュニティセンター等で貸出す予定です。
戦後75年、戦争の悲惨な記憶が忘れ去られようとしている中、市民の皆様には、ぜひ、DVDをご覧いただき、戦争の痛みを知る方々の生の声を聞いて、平和について考える契機としていただきたいと思います。