菊沢地区では、公共交通機関による外出が困難な高齢者を地域の皆さんがボランティアで専用車により送迎する「きくさわスマイル号」を運行しています。
実施主体である、スマイルきくさわ第2層協議体では、紺野会長を中心に、地域の皆さんが名前のとおり笑顔で楽しみながらボランティア活動を行っています。昨春の緊急事態宣言が発令された際には運行を休止しましたが、2度目の緊急事態宣言下ではマスクや消毒等の感染症対策を徹底した上で、高齢者の足を守ってきました。
令和2年1月27日に施行運行をはじめ、4月から本格運行を開始し、間もなく1年を迎える「きくさわスマイル号」ですが、利用者からは、「免許を返納してからとても不便だったが、スマイル号が利用できて助かっている」、「重い荷物の買い物もできるようになった」などのご意見をいただき、また、ボランティアからも、「利用者との会話で元気をもらっている」など大好評です。
「きくさわスマイル号」は、菊沢地区にお住まいで、車いすや付き添いを必要としないおおむね75歳以上の人が利用対象となっています。
また、利用できる目的については、買い物のほか、市役所、銀行などへの移動に加えて、4月からは、一定の条件はありますが、通院も利用いただけるということです。
利用は増加傾向にあり、3月の運行実績は、14日延べ27人ものご利用があったそうです。
誰もが住み慣れた地域で暮らし続けるための地域づくりが、他の地区にも拡大し、地域に元気を与えてくれることを期待します。