【新型コロナ】家庭内感染を防ぐために
鹿沼市内でも新型コロナウイルス感染が増加しています。
準備編
新型コロナウイルスは、全国的に流行しており、いつ、どこで、だれが感染してもおかしくない状況です。
突然、濃厚接触者等になると、外出を控えなければならなくなります。今のうちから準備をしておきましょう。
※現在のオミクロン株拡大における対応では、感染者は7日程度、濃厚接触者は陽性者との最終接触から5日は自宅療養・自宅待機となります。その期間を想定して準備しておきましょう。
※期間は状況により変更になる場合があります。
物品リスト | |
食料品 | レトルト食品(米を含む)やインスタント食品、缶詰、スポーツドリンク、経口補水液など、保存がきいて手軽に食べられるもの。 5~7日間分は準備しておきましょう。 |
熱さまし(解熱剤) | 自分の身体に合うものを用意しておきましょう |
マスク | 感染防止力が高い不織布のマスクがおすすめです。 |
アルコール消毒液 | アルコール消毒等を行うことで、新型コロナウイルス(COVID-19)は無毒化します。 |
塩素系漂白剤 | 家庭内感染がおこった場合など、消毒に使用します |
ビニール手袋 | |
ペーパータオル | ハンドタオルの代わりになります。
また、消毒時にも使用します。 |
体温計・パルスオキシメーター | 毎日の体調チェックに使用します。 ※電池残量も確認しておきましょう。 ※パルスオキシメーターとは…指に着けることで、血中の酸素飽和度や脈拍等を計測する機器です。 |
もし、家族に風邪等の症状があったら
まずは、「かかりつけ医」または「栃木県新型コロナウイルスコールセンター」に相談しましょう。
発熱等の症状がある場合の相談及び医療体制(新しいウィンドウが開きます)
家庭内での感染対策
ご自身が安心して生活できるように、また、周りの人へ感染を広げないためにも、症状が出た場合は、普段より一層の感染対策の増強に努めましょう。
生活空間
- 体調不良の人がいる場合、同居される人との接触を最低限に抑えるため、生活空間を分けることが望ましいです(原則個室)。
※可能であれば、体調不良の人だけでなく、同居家族が各々別の生活空間を保つことが理想です。
- 難しい場合は、同室内の全員が不織布マスクを着用し、体調不良の人との距離を保ち、十分な換気を行いましょう。
- 体調不良の人は原則、外出を控え、自宅内でも最小限の行動にとどめましょう。
マスク
次のことに注意しましょう。
- 症状の出ている人は、常時マスクを着用しましょう。
- 家族も可能な限りマスク装着が望ましいですが、難しい場合には、体調不良の方に近づくときだけでもマスクをするようにしましょう。
- 使用したマスクは他の部屋に持ち出さないように注意しましょう。
- マスクの表面には触れないように、マスクを外す際は、ゴムやひもをつまんで外しましょう。
- マスクを外した後は、必ず石けんで手を洗いましょう。(アルコール手指消毒剤も有効)
※マスクが汚れたときは、すぐに新しい清潔な乾燥マスクと交換してください。
※マスクが無い時に、咳やくしゃみをする際は、ティッシュ等で口と鼻を覆うように、咳エチケットを心がけましょう。
手洗い
石けんを使い、こまめに丁寧に手洗いをしましょう。
消毒
ドアノブ、手すり、電気スイッチなど、共用部分は薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤、またはアルコール消毒液などで、こまめに消毒しましょう。
- 物に付着したウイルスはしばらく生存します。
- アルコール消毒に使う消毒用エタノールは、濃度70~80%が最適です。
- 家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、使用量の目安に従って薄めて使ってください。(目安となる濃度は0.05%です/製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25mlです)
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洗濯
- 洗濯前の衣類を振らないように注意しましょう。
- 放置せずに早めに洗濯することを心がけましょう。
- 体調不良の人の洗濯前の衣服やリネン(寝具)を取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し、完全に乾かしてください。
※リネン類の洗濯にあたっては、80℃・10 分間の熱水消毒後、洗浄を行うことが推奨されています。
※万が一感染していた場合、糞便からウイルスが検出されることがあります。
換気
- できるだけ常時換気をしましょう。冬場は暖房器具、夏場は冷房機器を使用しながら、換気を行ってください。
- 対角線上にある窓やドアを2か所開放すると効率的な換気ができます。窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。
- 常時換気設備や台所やお風呂、トイレなどの換気扇を常時運転させましょう。
- 体調不良の方を窓のある換気しやすい部屋で生活できるようにしましょう。
- 冬場は室温を18℃以上に維持しようとする、夏場は室温が上がりすぎないようにすると窓を十分に開けられない場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタ(※)によるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。
(※) HEPAフィルタは、「高性能エアフィルター」とも呼ばれることもあり、国内メーカーの多くの空気清浄機で使用されています。空気中に含まれる微粒子を取り除くことができます。
参考イラスト:人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れる換気方法(2段階換気)の例(厚生労働省ホームページより)
人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。
食事
- 体調不良の方は部屋の中で食事をしましょう。
- 静かに食事(黙食)をし、大皿料理は避けて小分けにしましょう。
- どうしても大皿料理になる場合は、各自の箸で料理に触らないよう小分け用の箸を準備しましょう。
- 食後の食器は通常どおり、食器用洗剤で洗い乾燥させましょう。
トイレ・お風呂
症状のある方と同居の方が共有する場合は、清掃と換気を十分に行いましょう。
症状のある方が入浴する場合は、一番最後に入浴してもらい、使用後は浴室の内部をシャワーで洗い流し、換気を行いましょう。
ゴミ
ゴミや鼻をかんだティッシュなど、粘液がついているものがあります。接触感染を防ぐためにも、極力ごみには触らないように、ビニールに入れて密閉して捨てましょう。(※ごみが袋の外に触れた場合は二重にゴミ袋に入れるようにしましょう)また、ごみを捨てた後は、手を洗うことを心がけましょう。
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健康観察
毎日、1日2回定時に体温測定するなど、ご自身の健康状態の観察を行いましょう。
※お世話をする人も、定時に体温測定を行い、体調に変化がないかを確認しましょう。
家族が体調不良または感染し、お世話(ケア)をする方について
- 心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などが感染者のケアをするのは避けてください。
- 同居家族の方がケアを行う場合は、特定の方が行うようにしてください。
- 体調不良の方もケアを行う方も、サージカルマスクを着用し、接する場合は十分な距離(1m以上)を保ってください。
- 体調不良の方の体液・汚物に触れたり、清掃・洗濯を行う場合、サージカルマスク等手袋、プラスチックエプロンやガウン(身体を覆うことができ、破棄できる物で代替可・例:カッパ)を使用しましょう。
- ケアを行った後や、清掃・洗濯の後は石けんと流水でよく手を洗いましょう。
- マスクの外側の面、目や口などに手で触れないよう注意しましょう
参考
新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)(厚生労働省ホームページ)(新しいウィンドウが開きます)
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)(新しいウィンドウが開きます)