磯山神社本殿
(いそやまじんじゃほんでん)
江戸時代寛文2年(1662)
三間社流造
栃木県指定有形文化財(建造物)
指定年月日:昭和62年4月17日
磯町66
リーバス楡木車庫バス停より徒歩26分
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磯山神社
寛文(かんぶん)2年(1662)建造と伝えられる三間社(さんげんしゃ) 流造で、建物全体が弁柄塗(べんがらぬり)となっています。屋根は建造当初は檜皮葺(ひわだぶき)だったものが、後に 柿葺となり、さらに昭和25年(1950)に現在の銅板葺(どういたぶき)になりました。基礎は布石で、身舎(もや) 軸部は丸柱に土台を置き、 頭貫には 木鼻をつけ、三間とも板唐戸(いたからど)で、跳(はね) 高欄つきの 縁を三方にめぐらしています。 斗■(ときょう)は三斗組(みつどぐみ) 和様、 中備は板蟇股(いたかえるまた)、妻は 虹梁に大瓶束(たいへいづか)の構えで、 破風の流れが滑らかです。軸部、軒回り、破風、海老虹梁、 懸魚、木鼻などの木部がよく残り、全体的に建造時代の形状を今日までよく伝えています。