医王寺唐門
(いおうじからもん)
江戸時代
宝暦3年(1753)
入母屋造
栃木県指定有形文化財(建造物)
指定年月日:昭和48年1月12日
鹿沼市北半田1250
東高野山医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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宗教法人医王寺
医王寺の金堂をすぎて、北側の一段高い台地に至ると入母屋造(いりもやづくり)平入り四脚門(しきゃくもん)の正面に軒唐破風(のきからはふ)を設けた壮麗な唐門があらわれます。 同寺の数ある伽藍(がらん)のなかで、随一の美しさを見せるこの門は、平成13年から平成15年にかけて、全解体修理が おこなわれ、往時の姿がよみがえりました。
宝暦(ほうれき)3年(1753)の造立(ぞうりゅう)で、細部は日光東照宮陽明門と同様に地紋彫・ふぐら彫などの技法を とっています。 茅葺屋根の柔かな曲線と褐色。繊細な彫刻に胡粉(ごふん)の白。垂木(たるき)の朱や桟唐戸(さんからど)の黒色 。これらがそれぞれに調和した結果、非常に優雅でかつ落ち着いたたたずまいを見せています。
なお現在は茅葺となった屋根ですが、昭和57年(1982)以前は麻殻葺だったとも言われています。