医王寺客殿
(いおうじきゃくでん)
江戸時代
貞享5年(1688)
寄棟造
栃木県指定有形文化財(建造物)
指定年月日:昭和58年12月2日
鹿沼市北半田1250
東高野山医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
より大きな地図で 鹿沼市文化財 を表示
宗教法人医王寺
医王寺客殿は、講堂の東北に接し、建立年代も講堂と同時期になります。 桁梁は十三間五面の寄棟造で、建坪は、百坪に近く、入側と各部屋の周に壁はなく、戸を払えば百数十畳の大広間となります。 建物の東端の一部は、実は二階建てになっており、押入れの中から出入りする隠し部屋として機能したようです。
大師堂内から発見された棟札により貞享(じょうきょう)5年(1688)の建築と判明しました。
菊の間と呼ばれる西側の二間と入側には、面皮柱(めんかわばしら)や書院の菊水の欄間(らんま)や 長押(なげし)の釘隠し、引手の意匠等、随所に数寄(すき)を極めています。