久我神社本殿 熊野神社本殿 2棟
(くがじんじゃほんでん くまのじんじゃほんでん)
1816年 江戸時代
鹿沼市指定有形文化財(建造物)
指定年月日:昭和61年2月14日
市指定(昭和61年2月14日)
JR鹿沼駅・東武新鹿沼駅前「東武新鹿沼駅」から石裂行きリーバス
「久我神社入口」下車400メートル
リーバスの本数は少ないので、ご注意ください。
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市指定(昭和61年2月14日)
一間社(いっけんしゃ)流造の久我神社は旧久我村の鎮守社(ちんじゅしゃ)です。旧村内から移転された春日造の熊野神社は、久我神社の境内社(けいだいしゃ)で、両社は隣接しています。再建年代は久我神社が文化(ぶんか)13年(1816)、熊野神社も同年代頃と思われます。久我神社の祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)で後羽目(はめ)に「天岩戸(あまのいわと)開き」、熊野神社の祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)で後羽目に「八またのおろち」など、いずれも日本神話や昔話を題材にした彫刻が配されています。文化財に指定されたのも、この優れた彫刻をもつためで、彫物師は麻苧町(あさうちょう)の旧屋台(やたい) 彫刻(現河内町白沢)や石橋町鈴木家の孔子(こうし)像などを残した磯辺杢斎です。その名前が久我神社向拝軒下(のきした)斗■(ときょう)間彫刻「玉に龍」の裏面に「彫祖甚吾郎ヨリ十一代目 富田(とみた)住左リ杢斎作 ■(ときに)文化十三丙子(ひのえね)八月彫」とあります。