駒橋歯科医院診療所
(こまはししかいいんしんりょうしょ)
大正14年(昭和40年頃改修)
木造二階建、瓦葺、建築面積75平方メートル
国登録有形文化財(建造物)
登録年月日:平成23年7月25日
鹿沼市今宮町1608
個人蔵
今宮神社への参道に西面する木造二階建の歯科医院建築。大正14年(1925)初代院長の駒橋寅春が自ら設計し、建設しました。現在は一階に診察室、二階に居間などが配されますが、建築時には、採光のため二階に診察室がありました。南北方向に妻を持つ切妻造桟瓦葺ですが、正面の左右にも切妻の棟を突き出してハーフティンバー風仕上げの妻壁を並べています。壁面は下見板張で矩形窓を大きく開け、西・南面の中二階部分に菱形の幾何学模様を飾ってアクセントとしています。大正期の進取の気性をよくあらわし、国土の歴史的景観に寄与するものとして登録されました。