押原神社本殿
(おしはらじんじゃほんでん)
江戸時代享保元年(1716)
一間社流造
桁行3.2m・梁間3.0m
鹿沼市指定有形文化財(建造物)
指定年月日:平成19年3月30日
鹿沼市上殿町875
JR鹿沼駅「鹿沼駅前」からバス「鹿沼商工入口」下車500m。
東武新鹿沼駅から900m。
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宗教法人押原神社
押原神社は、社伝によれば大同4年(809)押原宗丸が大和国(奈良県)三輪大神を勧請し、押原郷の総鎮守「杉本大明神」として建立したといいます。
本殿は、屋根をこけら葺とする一間社流造で、桁行3.2m、梁間3.0m。建築年代については、蟇股(かえるまた)彫刻裏面に享保元年(1716)の銘があることからほぼ同時期であると推定されます。
総体に漆を塗り要所を金箔や彩色を施すなど、江戸時代中ごろの当地方の社殿の形式をよく残しており、寺社建築の変遷を知る上で、重要なものとして指定されました。