沈撒
江戸時代
縦1265cm・横132cm
栃木県指定有形文化財(絵画)
指定年月日:平成48年1月30日
鹿沼市北半田1250
東高野山医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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宗教法人医王寺
絹本著色 封侯図は、画幅縦126cm・横132cmという大幅です。沈 詮(沈南蘋)乾隆癸亥(1743)の作で、沈詮は、享保年間に我国に南画を伝えた先師の一人です。
この画は三匹の猿猴が、蜂の巣に手を出したばかりに、その逆襲にあっている図です。樹木草花・岩などの表現には南画の描線と皴が用いられています。重厚な落ち着きのある図柄です。
封侯とは、蜂(はち)猿(さる)蝠(こうもり)鹿(しか)の四種の動物は、幸いを得るという意味で描かれ、その音をあてて「封侯福禄」と呼ばれます。この画は蜂(ほう)と猴(こう)なので「封侯図」といわれています。