黒塗椽杉板襖絵
(くろぬりぶちすぎいたふすまえ)
伝 酒井抱一
江戸時代
栃木県指定有形文化財(絵画)
指定年月日:昭和51年8月27日
鹿沼市北半田1250
東高野山 医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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教法人 医王寺
黒塗椽杉板襖絵は、客殿(県文)廊下の曲り角の仕切りとして設けられた3組(2枚1組)の杉板戸絵で 、板戸いっぱいに描かれています。
画かれている絵は「蘇鉄と洋犬図」「ぶどう棚図」「夕顔図」です。かつて、ぶどうと夕顔の絵杉戸は、野積みになっていたことがあり、そのためか群青と朱のみを鮮明に残して他の色彩はやや剥落しています。
しかし洋犬の図柄が珍奇であることや、琳派の相当な絵師の手によるものであること、また絵杉戸の数が多いこと、同一人の手になること等により指定されました。
なお、作者については、寺では酒井抱一の画と伝えられています。