絹本墨画 董北苑山水図 (けんぽんぼくが とうほくえんさんすいず)
高久靄厓
1838年 江戸時代
縦116.0cm・横31.0cm
市指定(昭和39年11月30日)
銀座2丁目
個人蔵
天保(てんぽう)9年(1838)、靄厓(あいがい)43歳のとき、宋(そう)代の画家董北苑の側筆と靄厓得意の米点を生かして表現した作品です。靄厓は若いときから水墨画(すいぼくが)も熱心に研究したようで、董北苑の筆意を真似て描いているこの図もその成果のあらわれです。