紙本淡彩 清泉捕魚之図
(しほんたんさい せいせんほぎょのず)
1829年 江戸時代
縦180.0cm・横58.0cm
鹿沼市指定有形文化財(絵画)
指定年月日:昭和39年11月30日
上殿町
個人蔵
文政(ぶんせい)12年(1829)、靄厓(あいがい)は地方遊歴を終えて鹿沼に帰り、かつての絵の師雪耕山人(せっこうさんじん)(平出雪耕)の七回忌追善画会を壬生(みぶ)で開催しました。その頃に描かれた作品です。靄厓34歳のあぶらの乗り切った、精力的な時期といえます。生き生きとした樹木と雄々しい岩の調和は申し分ありません。昔の捕魚の仕掛けも推察できます。