1834年 江戸時代
縦135.0cm・横53.0cm
鹿沼市指定有形文化財(絵画)
指定年月日:昭和39年11月30日
仲町
個人蔵
天保(てんぽう)5年(1834)、靄厓(あいがい)39歳のときの作です。梅の咲き誇る下で、高士(こうし)が閑居して書見している情景を描いた作品を梅花書屋図といい、ほとんどの南画家がこの図を描いたようです。まとまりのある大変上品な構図に仕立てています。靄厓はこの年の正月を鹿沼で過ごしていて、山口安良(やすら)、大谷渓雲(けいうん) らの温かい庇護(ひご)のもと、楽しい日々を送ったものと思われます。