木造 奈佐原文楽人形頭 20頭
(もくぞう なさはらぶんらくにんぎょうかしら)
江戸時代
栃木県指定有形文化財(彫刻)
指定年月日:昭和33年8月29日
奈佐原町
リーバス南押原線「奈佐原町北」下車、徒歩1分
より大きな地図で 鹿沼市文化財 を表示
奈佐原文楽座
奈佐原文楽の人形頭は72頭ありますが、破損しているものが多く、現在保存されているのは43頭です。このうちのほとんどは茨城の作で、「水戸治助改冠三 天保(てんぽう)十年作」(天保10年=1839)と書き込まれたものもあります。わずかながら、関西流の作も含まれています。もちろん美術的価値の高い頭も多く、源太5、団七3、文七2、鬼一(きいち)2、孔明(こうめい)1、景清(かげきよ)1、娘1、大団七(おおだんしち)1、老け女形1、検非違使(けんびし)1、白太夫(たゆう)1、定の進1の合わせて20頭が特に優秀な作として指定されています。