銅造 地蔵菩薩半跏像
(どうぞう じぞうぼさつはんかぞう)
江戸時代(寛政9年)
像高251cm
栃木県指定有形文化財(彫刻)
指定年月日:昭和52年9月13日
鹿沼市北半田1250
東高野山 医王寺
東武日光線東武金崎駅下車、リーバス粟野支所行き「医王寺」下車徒歩3分
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医王寺
銅造 地蔵菩薩半跏像は、像高251cm、寛政9年(1797)、 佐野(天明)の鋳物師 丸山善太良藤原重政の手によりつくられました。頭を丸め、身に納衣(のうえ)・袈裟(けさ)をまとい、左手に宝珠をもち、右手には錫杖(しゃくじょう)をもっている、いわゆる僧形の地蔵菩薩ですが、左足を 踏みくずした半跏像としているところが珍しく特徴的です。
室町時代以降、茶釜製作などで「西の芦屋、東の天明」といわれた佐野天明のすぐれた鋳造技術を今に伝える貴重な文化財です。