太刀
(たち)
1866年 江戸時代
表銘・埜■住細川義規作
裏銘・慶應二年八月日
長さ75.3cm・反り1.6cm・目くぎ穴2個
栃木県指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和48年8月28日
下田町2丁目
個人蔵
慶応(けいおう)2年(1866)、義規(よしのり)52歳のときの作です。大(おお)切先、豪壮な鎬(しのぎ)造で、古刀の備前長船長義(びぜんおさふねながよし)を模した作風になっています。 鍛えは板目肌よくつみ、刃文は丁子乱(みだ)れで、 沸よくつき、匂深く、義規の最上作というにふさわしい一刀です。典型的な幕末拵がついていて、金具は銀無地、目貫(めぬき)は武者絵、鐔(つば)は角形(天法鐔(てんぽうつば))、鞘(さや)は青貝みじん塗です。