脇指
(わきざし)
1807年 江戸時代
表銘・細川正平拾四歳鍛
裏銘・文化四年二月日
長さ40.8cm・反り1.2cm・目くぎ穴1個
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和45年12月3日
幸町2丁目
個人蔵
銘から知られるとおり、文化(ぶんか)4年(1807)、正平(まさひら)が弱冠14歳のときの作です。 鍛えは板目肌よくつんで美しく、刃文は直刃に小乱れ交じり、備前(びぜん)風な映りが見えます。若年にもかかわらず、銘文のタガネの運びが見事で、病弱のため作刀の少ない正平の資料的価値の高い作品です。