久保町屋台
(くぼちょうやたい)
江戸時代
間口(柱端間、柱幅含)1.91m・奥行(前後柱端間、柱幅含)3.64m・高さ(箱棟上部まで)3.86m
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和54年3月9日
銀座1丁目1870-1
屋台のまち中央公園屋台展示館に展示(銀座1丁目屋台・銀座2丁目屋台も展示)
入館料:一般400円、高校・大学生300円、小・中学生200円
JR鹿沼駅前「鹿沼駅前」・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「久保町」下車すぐ
案内図は鹿沼観光だより 四季彩のまち かぬま のページをご覧ください。
久保町自治会
内部までていねいに仕上げられた彩色彫刻黒漆塗屋台です。この屋台の特色はその豪華絢爛さにあるといえるでしょう。裕福だった当時の久保町の心意気が伝わってくる思いがします。鹿沼屋台の標準型ですが、金泥や錺金具(かざりかなぐ) を豊富に使用しています。第一の見ものは、渾然一体となった鬼板と懸魚の金龍で、その一部が破風板との一木彫(いちぼくぼり)という豪華な彫法によっています。また、この金龍の彫刻は外欄間、前車隠しにもあらわれています。 脇障子、高欄下、内蹴込みは彩色牡丹(ぼたん)と金獅子の華麗な作品、琵琶板、障子回り、前欄間 は繊細でやわらかな花鳥彫(かちょうぼり)です。屋台箱の墨書により、製作年代は文化(ぶんか)9年(1812)から11年(1814)と嘉永(かえい)元年(1848) の2度にわたっていると見られます。総重量は1,993kgです。