天神町屋台
(てんじんちょうやたい)
江戸時代
間口(柱端間、柱幅含)1.96m・奥行(前後柱端間、柱幅含)3.66m・高さ(箱棟上部まで)3.97m
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和56年10月1日
天神町1716
天神町自治会
白木彫刻白木造屋台ですが、脇障子框(かまち)のみに錺金具付黒漆 (かざりかなぐつきくろうるし)が塗られています。唐破風付単層館(やかた)型で鹿沼屋台の標準型ですが、虹(にじ)高欄で側面の障子二間(ま)に広狭があり前方が広くなっています。彫物は見せ場の脇障子に龍虎相打つ戦い、また鬼板と懸魚に波間に対峙する2頭の雄龍を配しています。 琵琶板や外欄間を尾長鳥に梅(一部桜)で飾り、緻密な技法も見せています。屋台新造年や彫物師に関する確証はないものの、戦前の調査などによれば、彫物師は磯辺儀兵衛敬信とされています。総重量は2,818kgです。