下横町屋台
(しもよこまちやたい)
江戸時代
間口(柱端間、柱幅含)1.74m・奥行(前後柱端間、柱幅含)3.31m・高さ(箱棟上部まで)3.51m
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和61年9月13日
下横町1183-4
下横町自治会
鹿沼屋台の標準奥行12尺(3.6m)に対し11尺(3.3m)と、小型屋台に分類される黒漆塗屋台(くろうるしぬりやたい)です。彫刻は彩色された古い部分と、白木(しらき)の新しい部分が混在しています。彫刻では、鬼板と懸魚の芙蓉(ふよう)が一体となり華麗に咲き誇る姿が見事です。脇障子は、黒漆塗で、文化(ぶんか)から文政(ぶんせい) 年間(1804から1829)によく見られた額付(がくつき)明り障子窓の形です。この脇障子や古い彩色彫刻は、下横町に残る伝承や銀座1丁目屋台の現状などから推察すると、東横町(ひがしよこまち)(現銀座1丁目)から譲り受けた可能性があります。