太刀
(たち)
1336年 南北朝時代
表銘・備州長船住利行(常陸国士大将新居丹波守所持の金象眼銘あり)
裏銘・建武三年十月日(紅葉丸の金銘、象眼抜け)
長さ79.4cm・反り3.2cm・目くぎ穴1個
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:平成5年8月26日
今宮町1692
今宮神社内
JR鹿沼駅前「鹿沼駅前」・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「久保町」下車50メートル
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今宮神社
生(うぶ)中心で建武(けんむ)3年(1336)銘という北朝年号を刻んでいるものは珍しく、貴重な太刀です。刀身に曇りがあり、各所に鍛えキズがみられます。地肌は杢目、刃文は直刃小乱れに丁字刃も交じっています。 匂出来で、備前(びぜん)伝の特色がありますが、帽子を欠いています。利行(としゆき)は長船(おさふね)の刀工で2代続き、良工だと伝えられていますが作刀は極めてわずかです。