麗澤舎蔵書 5,112冊
(れいたくのやぞうしょ)
江戸時代
鹿沼市指定有形文化財(書跡)
指定年月日:昭和39年3月25日
文化課文化財係 (かぬまケーブルテレビホール(鹿沼市民文化センター)3階 鹿沼市坂田山2-170)
鹿沼市
鈴木石橋(せっきょう)は、24歳のとき江戸に出て昌平坂(しょうへいざか)学問所で学び、在学3年足らずのうちに、仰高(ぎょうこう)門講授となって講座を受け持つほどの実力をつけました。帰郷してからは、現石橋町(いしばしちょう)の自宅の裏に私塾「麗澤舎」(通称=りたくのや)を開講、近郷の子弟の教育に専心しています。宇都宮の蒲生君平(がもうくんぺい)、佐野の須藤忠比などもその門下生です。鈴木家書庫には、「麗澤舎」の蔵書5,000余冊が保存され、遺稿類とともに石橋の思想を今も語り続けています。