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栃窪の天念仏

栃窪の天念仏

名称 

栃窪の天念仏
(とちくぼのてんねんぶつ)

基本情報

江戸時代 

指定

国選択(昭和51年12月25日) 国指定文化財等データベース

所在地・アクセス

上栃窪

JR鹿沼駅150メートル「鹿沼駅」・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」から荒針経由宇都宮駅行きバス「木喰堂」下車すぐ

案内図は、栃窪の天念仏案内図のページをご覧ください。

保存団体

  上栃窪天念仏保存会 

成り立ち・見所

  風雨順調・五穀豊穣を祈願する農民信仰に根ざした行事で、仏式では「天念仏」、神式では「天祭(てんさい)」といわれます。栃窪の天念仏は旧暦4月7、8、9日の3日間行われ、この種のものとしては最も初原的形態を伝える貴重な行事です。安永(あんえい)9年(1780)に木喰(もくじき)上人がこの地を訪れたときに伝えられたといわれますが、起源は明らかではありません。行事に先立ち「お沢入り」によって身を清めた4人の行人(ぎょうにん)が、等持院(とうじいん)の住職を迎え、薬師堂の境内に組み立てた天棚(てんだな) (車のない二層造の屋台(やたい))の2階に、祭壇を設けて神・仏を勧請(かんじょう)し、般若心経(はんにゃしんぎょう)や呪文を唱えます。その後、囃子(はやし)方の演奏にあわせ、行人が小精進(こしょうじん)(助行人)の若者たちとともに、天棚の周囲を念仏を唱えつつ、いわゆる「千度がけ」の行道(ぎょうどう)を行います。行事の始めと終わりには「歌念仏」があり、これが1日数回繰り返して行われます。最後に「梵天(ぼんてん)」を君子(きみこ)神社に納めて行事が終わります。 

記録映像

  地域文化資産ポータルにて記録映像公開中(平成9年製作)


掲載日 平成22年8月26日 更新日 令和5年7月4日
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