戸木内遺跡
(ときうちいせき)
弥生時代
市指定(昭和63年2月17日)
鹿沼市上永野79
個人
紀元前3世紀ごろ、朝鮮半島から新しい文化が 入り、北九州を中心に弥生文化が発生しました。
稲作(いなさく)を中心とする、農耕(のうこう)生活に代表されるこの文化は、急速に伊勢湾(いせわん)周辺まで波及(はきゅう)し、山の道をたどり天竜川をさかのぼって伊那谷に、浅間山麓を越え、群馬を経て栃木に入り、永野へと伝わりました。
昭和59年(1984)に発見されたこの遺跡は、死者を一時的に埋葬(まいそう)し、やがて白骨化したものを掘り出して洗 い、改めて壺に収めて埋葬する再葬墓(さいそうぼ)と呼ばれる葬制(そうせい)で、副葬品(ふくそうひん)として管玉(くだたま)も発見されています。