横根山の岩海
(よこねやまのがんかい)
最終氷河期(約2万年前)
32,47ha
鹿沼市天然記念物(平成23年1月19日指定)
鹿沼市入粟野1510番地3、1510番地4
ただし、独立行政法人森林総合研究所森林農地整備センターが造林地として地上権を設定する部分を除く。
鹿沼市粟野財産区
横根山周辺では、直径数メートルにも及ぶ花崗岩をあちこちで見ることができます。このように巨石が重なって分布する景観は、岩海と呼ばれます。これらは、横根山の基盤となる花崗岩石が、地表に露出し、長年の風化や冷却の作用によって砕かれ、谷を埋め尽くすことによって生まれた景観であると言えます。
横根山の岩海は、氷河時代の地形変化を現代に残し、過去の気候変化を現代に伝える貴重な自然遺産であるとして、文化財に指定されました。岩海は古峯神社や発光路周辺など横根山全体で見ることができますが、井戸湿原の東側で、岩海のなかでも、その特徴がよく見られる範囲を限定して指定しています。