妙見寺半鐘
(みょうけんじはんしょう)
寛延4年(1751)、江戸時代
天明鋳物(銅鐘)
長谷川弥市作
総高69.5cm、口径40.8cm
鹿沼市指定有形文化財(歴史資料)
指定年月日:令和元年10月24日
鹿沼市口粟野3178
北関東自動車道「壬生インター」から約30分・東北自動車道「鹿沼インター」から約30分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで20分・東武日光線楡木駅からタクシーで20分
宗教法人妙見寺
妙見寺半鐘は、寛延4年(1751)、佐野天明の鋳物師長谷川弥市藤原秀勝によって制作された総高69.5cm、口径40.8cmの銅鐘です。妙見寺では寛永20年(1643)に梵鐘が作られましたが享保5年(1720)に焼失してしまいました。今回指定された妙見寺半鐘は、享保5年に失われた梵鐘の銘文が写されているという珍しいもので、失われた鐘の銘文を刻むことで仏事を後世に残そうとした当時の信仰をうかがうことができる貴重な資料です。また、長谷川弥市の鐘は美しいと評価されており、栃木県・群馬県・埼玉県・福島県の県・市・町で計7件が文化財に指定されています。
なお、妙見寺には市指定有形文化財「木造妙見菩薩立像(武将形)」・「木造妙見菩薩倚像(童子形)」も所在します。