鳥は生き物ですから、人と同じようにいつかは死んでしまいます。
野鳥は事故や、エサが取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えきれず死んでしまうなど、その原因も様々ですので、
野鳥が死んでいるからといってただちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。
野鳥は鳥インフルエンザ以外にも様々な細菌や寄生虫を持っていることがあります。
野鳥が死んだ場合には、鳥インフルエンザだけでなく、鳥が保有している細菌や寄生虫に感染しないようにすることが大切です。
野鳥が死んでいるのを見つけた場合には、これらに感染しないよう、死亡した鳥を素手で触らず、ビニール袋に入れてきちんと封をして廃棄物として処分することも可能です。
野鳥が落ちていた場合には、肥料用の消石灰や塩素系漂白剤をまいておくとより安全です。
環境省では、野鳥における高病原性鳥インフルエンザの監視活動として、渡り鳥の飛来時期である10月から5月の間、カモ類の糞便調査をすべての都道府県において隔月で実施しています。
また、死亡野鳥の監視をしておりますので、下の表の野鳥では1羽以上、それ以外の野鳥では10羽以上死んでいるとき、もしくは不明な点があれば、次にお問い合わせください。
栃木県県西環境森林事務所 環境部 環境企画課
電話 0288-21-1178
科の種類 | 野鳥名 |
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タカ科 | オオタカ、サシバ、チュウヒ、ノスリ、クマタカ |
ハヤブサ科 | ハヤブサ、チョウゲンボウ |
カイツブリ科 | カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ |
ウ科 | カワウ |
サギ科 | アオサギ、ダイサギ、アマサギ、ゴイサギ、コサギ |
カモ科 | コブハクチョウ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、オナガガモ、マガン、シジュウカラガン、ホシハジロ、キンクロハジロ、オシドリ |
クイナ科 | オオバン、バン |
カモメ科 | ユリカモメ |
フウロウ科 | ワシミミズク、コノハズク |
カラス科 | ハシブトガラス、ハシボソガラス、ミヤマガラス |
鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です。鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて鳥インフルエンザウイルスといいます。
鳥インフルエンザウイルスの中には高病原性鳥インフルエンザウイルスがあり、家きん(ニワトリや七面鳥など)に対する病原性の強さによって、強毒タイプと弱毒タイプに分類されます。
ニワトリが強毒タイプのウイルスに感染すると、その多くが死んでしまいます。一方、ニワトリが弱毒タイプのウイルスに感染すると、病状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合があります。
鳥インフルエンザについての詳しい情報は、下記ホームページをご覧下さい。