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新しい心肺蘇生法(ガイドライン2020)

  心肺蘇生法の基準は、5年ごとに見直しが行われておりますが、財団法人日本救急医療財団心肺蘇生法委員会により示された「救急蘇生法の指針2020(市民用)」を踏まえ、2022年3月に総務省消防庁から新しい心肺蘇生法(ガイドライン2020)が示されました。

 

  変更点は以下のとおりです。

  1. 傷病者発見時の対応手順において、反応がない場合のほか、反応があるかないかの判断に迷う場合又はわからない場合も、心停止の可能性があるものとして行動するとされた。
  2. 119番通報時において、電話のスピーカー機能などを活用すれば、通信指令員の口頭指導を受けながら胸骨圧迫を行うことができるとされた。
  3. 呼吸の確認と心停止の判断において、「普段どおりの呼吸か」どうか判断に迷う場合又はわからない場合も、心停止と判断して距骨圧迫を開始するとされた。
  4. AEDの電極パッド等について、従来の「小児用パッド・モード」が「未就学児用パッド・モード」へ、「成人用パッド」が「小学生~大人用のパッド」へ名称が変更された。
  5. 令和3年7月に許可された「オートショックAED」(ショックボタンを有さない自動体外式除細動器)について新たに記載された。
  6. 気道異物除去において、反応があるが、咳をさせても異物が排出できない場合は、まずは背部叩打法を試みて、効果がなければ腹部突き上げ法を試みるとされた。
  7. 新型コロナウイルス感染症流行期の一次救命処置について、これまで「救急蘇生法の指針2015(市民用)」の追補として示されていたが、新たに記載された。

  なお、ガイドライン2020は、従来の心肺蘇生法を否定するものではなく、より良い方法として推奨しています。

 

pdfガイドライン2020(pdf 731 KB)

 


掲載日 令和5年9月19日
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