わが国経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続くなど、緩やかな回復基調が続いておりますが、市財政は、税制改正に伴う法人実効税率の引き下げなどの影響により、自主財源の根幹をなす市税の伸びが期待できないほか、地方交付税の減額が見込まれるなど、依存財源についても予断を許さない状況にあるとともに、社会保障施策の充実などに伴い扶助費等の増加が見込まれるなど、極めて厳しい状況が続いております。
  このような中、平成29年度は、第7次鹿沼市総合計画の初年度にあたることから、安定した財政運営の基盤に立った上で、将来にわたり持続可能な活力あるまちづくりに向け、計画に盛り込まれた諸施策を着実に推進し、結果を出すことが求められております。
  そのため、来年度の予算編成にあたりましては、事業の必要性や優先順位を見極め、財源配分の効率化・重点化に努め、施策の推進と安定した財政運営の両立を図っていく必要があると考えており、全ての職員が常に自らの業務に対し『経営感覚』に基づいた問題意識を持ち、市民に対し、説明責任を果たせる予算となるよう、「平成29年度予算編成方針」を決定いたしました。
  今後、この方針のもと、全職員が一丸となって予算編成作業に着手してまいります。

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