感染性胃腸炎は、様々なウイルスや細菌の感染によって引き起こされる感染症です。代表的な病因物質として、ノロウイルスやロタウイルスなどが知られております。
一年を通して発生が見られますが、特に冬季に流行する傾向が見られます。二次感染による集団発生も多く見られますので注意しましょう。
症状は吐き気や嘔吐、腹痛、水様性の下痢、38度以下の発熱などが見られます。予防法は石鹸で手洗いをし、食物は加熱処理をすることです。感染したら発生から1から3日程度で症状は治まりますが、感染の疑いがある場合は、早めの受診を心がけてください。
外出後、調理や食事前、トイレのあと、汚れたものを触ったあとは手をよく洗いましょう!
手洗いは、爪を短く切り、指輪等をはずして、石けんを十分泡立てて手指を洗浄してください。
食品の中心温度“85℃以上で1分間以上の加熱”が有効とされています。
感染性胃腸炎に感染した人のふん便や嘔吐物には大量のウイルスや細菌が存在し感染源となり得るので、処理には十分注意しなければなりません。
床等に飛び散ったふん便や嘔吐物を処理するときには、マスク・手袋を着用し、雑巾などでしっかり拭き取ってください。
拭き取りに使用した雑巾などはすぐにビニール袋に入れ、密閉して捨てるようにしましょう。
汚物を拭き取ったあとは、次亜塩素酸ナトリウム消毒液(※)を浸した布などで拭き取り、そのあと水拭きをします。
※次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方
家庭用塩素系漂白剤(5%)を原液とした場合
500mlペットボトルの水にペットボトルキャップ2杯(5ml×2=10ml)の漂白剤を混ぜ合わせてください。
2Lのペットボトルの水にペットボトルキャップ2杯(5ml×2=10ml)の漂白剤を混ぜ合わせてください。
台所用塩素系漂白剤を使用する際は「使用上の注意」をよく確認し、取り扱いには十分注意してください。
県西健康福祉センター(保健所)
電話 0289-64-3125