引火点(※)が低いため、非常に引火しやすい
ガソリンの引火点は-40℃以下。常温でも常に可燃性ガスを発生させています!揮発性が高く、その蒸気は空気より約3~4倍重い
ガソリン蒸気は空気より重いため、穴やくぼみなどにたまりやすく、遠く離れた火源(ライター等の裸火、静電気、衝撃火花など)によって引火する可能性があります。電気の不良導体である
電気を通さない性質のため、流動等の際に発生した静電気が蓄積しやすく、発生した静電気が蒸気に引火する危険性が高くなります。水に溶けず、水より軽い
燃焼しているガソリンに水をかけると水の上にガソリンが浮いてしまい、水の広がりと共に燃焼している場所が広がることになります。
乗用車(ステーションワゴン、ミニバン、ライトバン、ワンボックスカーを含む)で運搬する場合、22リットル以下の消防法適合金属製容器で運搬してください。
ガソリンは火災の発生危険が極めて高く、火災が発生すると爆発的に延焼拡大するため、ガソリンを容器に入れて保管することは極力控えてください。
消防法令に適合した容器で保管する場合でも、金属製の棚や床面など、ガソリンにたまる静電気を地面に逃がすことができる場所に保管してください。
容器からガソリンの蒸気が漏れないよう、容器のふたはしっかり閉め、火気や高温部から離れた直射日光の当たらない通風や換気のよい場所とすることが必要です。
40リットル以上200リットル未満を貯蔵又は取扱する場合は、保管場所の壁・柱・床及び天井が不燃材料であることなど、構造等の要件が鹿沼市火災予防条例の基準に適合している旨の書類を添えて、あらかじめ消防長へ届出すること(WORD 33 KB)が義務付けられています。
(200リットル以上になりますと、危険物施設設置の許可が必要となりますので、予防課保安係 電話0289‐63-1155 まで、事前にご相談ください)
Q1 セルフ方式のガソリンスタンドで、利用客が自らガソリンを容器に入れることはできますか?
A1 できません。
Q2 セルフスタンドでガソリンを容器に詰め替えるにはどうしたらよいのですか?
A2 基本的にセルフスタンドでは、利用客が自らガソリンを容器に詰め替えることはできませんが、従業員による詰め替え作業は可能です。しかし、運営会社によっては、方針として安全管理上詰め替えを行っていない場合もありますので、従業員の指示に従ってください。
従来からの営業形態であるフルサービスのガソリンスタンドでは、従業員による詰め替えは可能です。
Q3 灯油用ポリ容器でガソリンを運搬することはできますか?
A3 できません。
Q4 どのような容器で運搬すればよいですか?
A4 ガソリンを運搬する場合は、消防法令に適合した容器(性能試験において基準に適合したもの)を使用しなくてはいけません。
性能試験をクリアした容器には、危険物保安技術協会の試験確認済証などの表示が付いています。
ガソリン携行缶の例 このようなマークが付いています
金属製容器は5リットルから20リットル程度までの容器が、ガソリン専用としてガソリンスタンドやホームセンターなどで販売されています。金属製であっても市販されている、オイル缶・混合油缶・一斗缶などは性能試験確認を受けていないため、詰め替え・運搬容器として認められません。