下田町屋台
(しもたまちやたい)
江戸時代
間口(柱端間、柱幅含)1.92m・奥行(前後柱端間、柱幅含)3.57m・高さ(箱棟上部まで)4.29m
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和61年9月13日
下田町1丁目1219
下田町屋台保存会
製作は文久(ぶんきゅう)2年(1862)頃から明治初めにかけてのようです。箱棟 までの高さは鹿沼一、逆に土台は最も低いため、彫刻面が広く、覆いかぶさるような鬼板の龍と相まって、豪壮雄大な重量感のある白木彫刻白木造屋台となっています。その重さのために、今でも方向転換の際にテコを利用しています。龍は鬼板のほか各所に見られ、白木彫刻の持つ力強さを遺憾なく発揮しています。脇障子には大鷲(わし)と龍馬を配し、障子回りや外欄間などには花鳥の繊細な彫技を見せています。内蹴込みの籠彫の玉入り毬は人の目を引きます。彫物師は二代直吉を名乗った石塚吉明です。