算額(さんがく)
江戸時代:文化九年(1812)
縦75.4cm・横136cm
鹿沼市指定有形文化財(歴史資料)
指定年月日:平成3年5月31日
鹿沼市北半田1250
東高野山医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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宗教法人医王寺
算額は、北半田医王寺に奉納された珍しい額で、縦75.4cm・横136cmで す。額には「文化九年(1812)四月関流金杉清常門人天谷教盈(きょうえい)」と記されてい ます。天谷教盈は、半田村住の和算家天谷久蔵のことです。久蔵は算法に優れ、江戸に出て金杉清常の門に学び、のち郷里において算法を教え、しばしば、算法指南のため他国に漫遊したとい われています。
この頃の和算家は、広く他人に問題を求め、自分の問題を知らしめる手段として、神社や寺院に奉額することが行われました。
現代の高等数学でも、かなり難解に属するものです。