生子神社 日の出祭り(献饌祭・弓取り式)
(ひのでまつり・けんせんさい・ゆみとりしき)
江戸時代
鹿沼市指定 無形民俗文化財
指定年月日:平成12年11月28日
樅山町
東武樅山駅から1キロメートル
JR鹿沼駅・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」から口粟野行きバス「生子神社入口」下車600メートル
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生子神社氏子
樅山町の鎮守、生子神社では1月と9月に例祭があり、9月の例祭では「泣き相撲」が行われます。
一方「日の出祭り」は1月の例祭で、かつては早朝、日の出を待って行われたので、この名がついたといわれます。現在は毎年1月中旬の日曜日(今宮神社の「春渡祭1/10開催」以降の日曜日)に行われており、日の出前に氏子一同が神社に参集し、神事(献饌祭)を行った後、弓取り式の行事となります。
献饌祭は、天正8年(1580)天然痘(てんねんとう)で我が子を亡くした氏子が、神に蘇生を願い、叶えられた神徳に感謝して42種の供物を神前に供えたという「生子大明神」由来 の故事に始まるものと伝えられます。また弓取り式は、魔除けや豊作を祈願する破魔弓の神事(オビシャ神事)で、大蛇(または百足)の目に見立てた金銀の紙を貼った的をつくり、7歳の男子がこれを射て、5歳の男子が矢を引き抜きます。冬季に太陽の再生を願う、古代太陽信仰にも起源があるともいわれています。