価格 1,000円
規格 B5判、175ページ
発刊 平成16年3月
明治新政府は、天皇を中心とする国家体制をつくりあげるために、神道を国教とする政策をとりました。
鹿沼市内には、その政策がどのように進められていったのか、行政・神道・仏教それぞれの動向を知ることができる、全国的にも貴重な資料が多数残されています。
宗教・信仰に関する資料は、近世・近現代それぞれの『資料編』にも掲載しましたが、本書には、『資料編』に掲載できなかった資料や、刊行後に新たに発見された資料などを収録しました。
おもに、日光県や宇都宮県から出された布達類、大教院・中教院、鹿沼に設けられた神道事務支局の資料、柿沼広身や金子惟嘉などの教導職を勤めた人物に関する資料などを収録しています。
これら資料の背景を知る手がかりとして、この資料集全体の解説をはじめ、資料ひとつひとつにも解題をつけました。