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川上澄生が描いた栃木-「下野国」の住人として-(2016.6)
川上澄生美術館では、7月9日から企画展「川上澄生が描いた栃木 -「下野国(しもつけのくに)」の住人として-」を開催いたします。
大正期から戦後にかけて活躍した木版画家・川上澄生は、大正末期に旧制宇都宮中学校の英語教師として赴任し、教職のかたわら創作活動に励みました。以後、北海道での疎開生活をのぞき、約50年近くを宇都宮で過ごしました。
本展覧会は、川上澄生が描いた栃木の風景を特集するものです。
第1章では、長年慣れ親しみ、戦前・戦後にわたって描いた宇都宮風景によってその足跡をたどります。
第2章では、県内各地の風景・風物を新鮮なまなざしで描いた作品によって、在りし日の栃木をたどります。その中で、澄生が描いた鹿沼風景が掲載された資料を初めて紹介します。それは、戦後に帝国製麻株式会社(現在の帝国繊維株式会社)鹿沼工場が発行していた機関誌『つむおと』で、その目次に鹿沼の工場風景を描いた木版画のカットが入っています。その表紙も澄生の木版画で飾られています。当館では1950年の第2号と1954年の第6号を所蔵しておりますが、市内でご所蔵の方がいたら、ぜひ情報をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
在りし日の風景、今も変わらず存在する風景を、素朴で味わい深い澄生の作品によってご堪能いただく機会になることを望んでおります。皆様のご来館をお待ち申し上げております。
担当課・問い合わせ先
川上澄生美術館/0289-62-8272
掲載日 平成28年6月23日
更新日 平成30年11月29日
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〒322-8601 栃木県鹿沼市今宮町1688-1(行政棟 3階)
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0289-63-2128
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0289-63-2292