非常持出品と備蓄品
家庭での備蓄について
近年、頻発する自然災害や新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛により、備蓄食に関心が高まっています。
なかでも日常的に常温保存可能な食品を一定量ストックしながら食べていく、「ローリングストック法」という食料備蓄の考え方が広がっています。
日ごろから災害時を想定し、「常時携行品」・「非常持ち出し品」・「備蓄品」の3種類に分け、以下の例を参考にご家庭で必要なものを備えましょう。
常時携行品
外出先で被災した場合に役立つ防災グッズ等で普段持ち歩くバック等に入れておくもの。
(例)ホイッスル(閉じ込められたときに居場所を知らせるため)、携帯電話・携帯電話の充電器・予備バッテリー、小型ライト、飲料水、携帯食料(飴、チョコレート等)
非常持ち出し品
避難時に緊急的に持ち出すもので、リュック等に入れて、玄関や寝室等に保管するもの。
(例)現金、通帳・健康保険証・運転免許証等のコピー、印鑑懐中電灯、携帯ラジオ(電池は外しておく)、ヘルメット(防災ずきん)、乾電池、飲料水(1人1日3ℓが目安)、非常食、救急セット、持病薬、お薬手帳のコピー、マスク、手指消毒液、体温計、携帯トイレ、ハンカチ、ポリ袋、手袋、タオル、歯ブラシ、ウェットテッシュ、多機能ナイフ、ライター(マッチ)、ビニールシート、雨具、カイロ、スリッパ
- その他:生理用品、化粧品、眼鏡・コンタクトレンズ、常備薬、ペット用品
- 赤ちゃんをお連れの方:粉ミルク・哺乳瓶、紙おむつ、抱っこ紐等個別に必要なもの
- まとめておきたい家族写真等は、ファスナー付きのビニールケースに入れておくと防水にもつながります。
備蓄品
外部からの支援が届くまでの数日分の食料等。
(例)下着・上着、毛布、タオル、米、レトルト食品・缶詰・カップ麺、飲料水・(生活用水)等、カセットコンロ・予備のガスボンベ、ロープ、皿・コップ・箸(プラスチック製が便利)、ラップ、ドライシャンプー、新聞紙、ダンボール、ガムテープ、ほうき・ちりとり、アルミホイル、キッチンペーパー、歯磨きセット、せっけん、寝袋等
- 食料や飲料水は最低3日分、できれば1週間分以上備えることが推奨されております。
- また、日常的に常温保存可能な食品を一定量ストックしながら食べていく備蓄方法として「ローリングストック法」という食料備蓄の考え方が広まっていますので、次項を参考にしてください。
生活用水
飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水を張っておく等、備えをしておきましょう。
ローリングストック(回転備蓄)法
保存食だけを大量に用意することが備蓄ではありません。
普段利用している缶詰やレトルトカレー、乾麺類や野菜など色々な常温保存可能食品を多めに購入しておき、消費したらその分を補充すれば、常に一定量の食品を自宅内に確保できます。
これが「ローリングストック法」です。
食品の消費期限切れを予防し、いざという災害時にも役立つ一石二鳥の方法です。
【ローリングストック法の手順】
- 最初に多めに購入する。
- 消費期限の短いものから順番に使う。
- 消費した分を補充し、いつも一定量に保つ。
※2,3を繰り返す
内閣府のホームページでも紹介されておりますので、以下のリンクをご覧ください
非常持ち出し品チェックリスト
市ではチェックリストを作成しています。チェックリストを活用して、あなたの家族構成などを考慮して準備しましょう。
※外国語(英語、中国語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語)対応の「非常持出品等チェックリスト」及び「家族緊急連絡簿」を掲載いたしましたのでご活用ください。
【英語】 チェックリスト(PDF 338 KB) 家族連絡簿(PDF 230 KB)
【中国語】 チェックリスト(PDF 418 KB) 家族連絡簿(PDF 288 KB)
【ベトナム語】 チェックリスト(PDF 418 KB) 家族連絡簿(PDF 425 KB)
【スペイン語】 チェックリスト(PDF 357 KB) 家族連絡簿(PDF 231 KB)
【ポルトガル語】 チェックリスト(PDF 290 KB) 家族連絡簿(PDF 295 KB)