「野生のキジに 会いに行こう !」 ― 鹿沼は キジの町? ―
「キジも鳴かずば撃たれまい」
の「キジ」に出会ったことありますか?
(写真提供:鹿沼市『ふるさとかぬまの生きもの図鑑』より)
結婚して鹿沼に移り住んだ当初、一番驚いたのは〝泳げる川″があったことです。私のふるさとでは、泳げるほどの水質の川はありません。ですが、大芦川などは泳げるほどきれいな川なのです。まだ小さかった子どもを連れ何度も泳ぎに行き、川トンボのキラキラ輝く紫の羽の美しさに驚き、「石ころアート」の本を横に置いて、拾ってきた形の良い石に子どもとお絵かきしたりした日々が懐かしいです。
さて、令和2年、コロナ自粛の波が私の職場にも及び、4月下旬~5月中旬くらいまでリモート出勤の日も増えました。体を鈍らせないためにと毎日、1時間半の早朝のウォーキングをするようになりました。
で、発見したのです!!野生のキジです!
キジなんて、お話の中だけで、まさかこんな街中にキジなんているわけない。そう思い込んで30年弱。
「キッッケェーン !!」(「ケーンケーン」と通常いわれますが、私にはこんな風に聞こえます。高い「ミ」の音くらいでしょうか。甲高い声)に驚いて、声を頼りに探し回りました。すると、オスのキジがいるではありませんか。美しいのです。クジャクのような羽の輝き。
以来、「きじさんぽ」になりました(笑)
キジとの絶好の出会い時期。是非、皆様も野生のキジとの出会いを楽しんでください。
「キジの生態」「キジのうんちく」「キジとの出会い方」「鹿沼キジ地図(オズマ散策テリトリー内)」をまとめました。「鹿沼キジ地図」は、きっとレア物!(笑)
オズマに気づき、ホロうちで威嚇
〇令和3年2月24日朝7:40
(フルーツ街道宇都宮方面行旧駐在所300m手前)オス1羽道路を横切る
〇令和3年2月25日朝7:40
(フルーツ街道宇都宮方面行旧駐在所300m手前)メス1羽
※(1)(2)~:出会ったキジの数
「鹿沼キジ地図」(pdf 421 KB)
(写真提供:鹿沼市『ふるさとかぬまの生きもの図鑑』より)
これこれ!オズマが見たのすべて、この種類!
羽がつやつやの、ぴっかぴか。ぴちぴちしてる!
さすが、『ふるさとかぬまの生きもの図鑑』です。
300ページ、フルカラー。3500円。
下の写真は、オズマのお家のmy「生きもの図鑑」!
オズマが実際に撮った写真です。これでも相当、近距離で撮影しました。
私のスマホの限界。(R3.2.2316:30武子 夕焼け公園西側の畑)
写真上:JAかみつが(武子)近くの畑
写真上:武子日光線西側
写真上:鹿沼北中北側
の「キジ」に出会ったことありますか?
(写真提供:鹿沼市『ふるさとかぬまの生きもの図鑑』より)
結婚して鹿沼に移り住んだ当初、一番驚いたのは〝泳げる川″があったことです。私のふるさとでは、泳げるほどの水質の川はありません。ですが、大芦川などは泳げるほどきれいな川なのです。まだ小さかった子どもを連れ何度も泳ぎに行き、川トンボのキラキラ輝く紫の羽の美しさに驚き、「石ころアート」の本を横に置いて、拾ってきた形の良い石に子どもとお絵かきしたりした日々が懐かしいです。
さて、令和2年、コロナ自粛の波が私の職場にも及び、4月下旬~5月中旬くらいまでリモート出勤の日も増えました。体を鈍らせないためにと毎日、1時間半の早朝のウォーキングをするようになりました。
で、発見したのです!!野生のキジです!
キジなんて、お話の中だけで、まさかこんな街中にキジなんているわけない。そう思い込んで30年弱。
「キッッケェーン !!」(「ケーンケーン」と通常いわれますが、私にはこんな風に聞こえます。高い「ミ」の音くらいでしょうか。甲高い声)に驚いて、声を頼りに探し回りました。すると、オスのキジがいるではありませんか。美しいのです。クジャクのような羽の輝き。
以来、「きじさんぽ」になりました(笑)
キジとの絶好の出会い時期。是非、皆様も野生のキジとの出会いを楽しんでください。
「キジの生態」「キジのうんちく」「キジとの出会い方」「鹿沼キジ地図(オズマ散策テリトリー内)」をまとめました。「鹿沼キジ地図」は、きっとレア物!(笑)
「キジの生態」
- 地上を歩き、主に草の種子や芽、葉などを食べるが、昆虫やクモなども食べる。
- 飛ぶのは苦手だが、走るのは早く時速32キロメートルを記録している。
- 日本には4種類いるが、放鳥によって交配が進んでいる。「リュウキュウキジ」「キジ」「シマキジ」「トウカイキジ」の4種。その他、ユーラシア大陸原産の「コウライキジ」が持ち込まれ、野生化している。オズマが見たのは全て「キジ」だと思います。
- おとなしくて静かな性格だが、繁殖期の4~6月は凶暴になる。
- 繁殖期のオスの目の周りにある肉腫が赤く腫れあがる。赤くて動くものを敵視する習性があるので、「きじさんぽ」の時は赤い服を避けた方がよいです。
- 繁殖期のオスは赤い肉腫が肥大。縄張り争いのために「ケーン」と鳴いた後、両翼を胴体に打ち付けて「ババババッツ」っと羽音を立てる動作をする。これを「母衣打ち(ほろうち)」という。
- 個体ごとに異なる声紋なので、慣れると個体を声で識別できる。
- 子育てはメスだけが行う。メスは複数のオスの縄張りに出入りする。(オスが2羽のメスを連れているのを、オズマも一度見ている。)
- 卵の数は10個前後で、抱卵はメスが行い、卵は1か月弱で生まれる。
- 人間が知覚できない地震の初期微動を知覚できるため、人間より数秒早く地震を察知できる。
- 日本では、毎年、愛鳥週間や狩猟期間などの時期に大量に放鳥される。放鳥キジには足環がついている。
「キジのうんちく」
- 日本の国鳥。また、多くの自治体で「市町村の鳥」に指定。
- ことわざ:「雉も鳴かずば撃たれまい」(余計なことを言ったばかりに、自ら災いを招くことのたとえ。)
- 「焼け野の雉子、夜の鶴」は、親が子を思う気持ちを例えたことわざ。
- 江戸時代、松尾芭蕉は「父母のしきりに恋し雉子の声」と詠んでいる。
- 「けんもほろろ」という言葉は、オスのキジの鳴き声、「ケーン」から由来。
- ことわざの「頭隠して尻隠さず」は、草むらに隠れたつもりになったキジの様子から。
- 「きしめん」の由来には、いくつか説があるが、その一つにキジ肉を麺の具にして藩主に献上したという説もある。
- 万葉集や古事記にも記載がある。
- 平安時代から食されていた。
- 兼好法師の『徒然草』には、最も品位の高い食用の鳥と出てくる。
- 平安時代の『大鏡』には、藤原兼道が寝酒の肴に「キジの生肉を好んだ」とある。
「キジとの出会い方」
- 朝4:00~5:30の空が明らんで来た頃からがBest.オスの「ケッケーン」という、甲高い声が響いてきます。(慣れるとすぐに聞き分けられるようになります。)
- 20倍の双眼鏡があると楽しいです。ネットで(2000円程度)手に入ります。
- オスの「ケッケーン」が聞こえたら、近くにいる証拠。じっくり丁寧に声のする方を探します。これが難しい。でも、一度目撃できれば、毎日のように同じ場所で会える個体が多いので、ちょっと時間を掛けて見つけることが大切。
- 双眼鏡でじっくり観察。50~100mくらいにメスがいることが多い。メスは本当に見つけ辛いので、何か動いたらじっくり見つけましょう。子どもを連れていることも。(1~2羽)
- 慣れると朝、1時間半の散歩で複数見つけられるように。オズマの記憶の範囲での実績。(4月末から毎日、3羽→9羽→4羽→6羽→13羽→7羽→6羽→2羽→14羽・・・てな具合で出会えました。)
- 因みに、令和3年に入ってから・・(繁殖期ではないので、オスも鳴きません。)
オズマに気づき、ホロうちで威嚇
〇令和3年2月24日朝7:40
(フルーツ街道宇都宮方面行旧駐在所300m手前)オス1羽道路を横切る
〇令和3年2月25日朝7:40
(フルーツ街道宇都宮方面行旧駐在所300m手前)メス1羽
「鹿沼キジ地図(オズマ散策テリトリー内)」
私が実際に散歩して出会った(令和2年4月下旬~5月下旬)キジの数と場所を、下記の地図に明記しました。多少の移動はあるかもしれませんが、ほぼ同時刻、同数、同じ場所で同じ個体と出会えたように感じています。※(1)(2)~:出会ったキジの数
「鹿沼キジ地図」(pdf 421 KB)
(写真提供:鹿沼市『ふるさとかぬまの生きもの図鑑』より)
これこれ!オズマが見たのすべて、この種類!
羽がつやつやの、ぴっかぴか。ぴちぴちしてる!
さすが、『ふるさとかぬまの生きもの図鑑』です。
300ページ、フルカラー。3500円。
下の写真は、オズマのお家のmy「生きもの図鑑」!
「今年のキジちゃん 写真館」
オズマが実際に撮った写真です。これでも相当、近距離で撮影しました。
私のスマホの限界。(R3.2.2316:30武子 夕焼け公園西側の畑)
「去年のキジちゃん 写真館」
※昨年、5月5日の写真が残っていました。最初の1組(オス1匹)が、朝5:22、2組目(オスとメス)が5:58、3組目(オスとメスと子ども)の写真が6:14撮影です。この日、もっと多くのキジに遭遇していますが、近距離で撮影に耐えたのがこの3組でした。写真上:JAかみつが(武子)近くの畑
写真上:武子日光線西側
写真上:鹿沼北中北側
ライター オズマ
掲載日 令和3年5月31日
更新日 令和4年1月17日