短刀
(たんとう)
1867年 江戸時代
表銘・作陽幕下士細川正守(刻印)
裏銘・慶應三年二月日
長さ28.4cm・反り0.2cm・目くぎ穴1個
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和44年12月1日
御成橋町1丁目
個人蔵
慶応(けいおう)3年(1867)、正守(まさもり)46歳の快心の一作で、相州(そうしゅう)伝写しの平(ひら) 造の短刀です。重ねが極めて薄く、地金(じがね)はよく練れて美しい板目を見せています。刃文は焼刃の広い大(おお)互の目乱(みだ)れ、刃中の働きもあります。 拵の小柄(こづか)の穂(ほ)も正守の作で、銘を細川左近将正守と受領(ずりょう)銘風に切っています。