「鹿沼のトマトは 愛がぎっしり!」―田島農園さんへ、行ってまいりました―
オズマです。
ウォークインクローゼットの電球を買い替えようと、千渡の家電量販店へ。その帰り、右手にはためく「トマト直売(4月12日から)」の、のぼり旗が、オズマを強く誘うじゃないですか!おっと!通り過ぎてしまった!車をUターンさせて、トマト&いちご(今年からお父様がいちご栽培も始めたそう。)を買いに伺いました。
ついでに、「取材いいですか?」って、
つい、言っちゃいましたよ~。てへっ。
お忙しい中、快く取材を受けてくださり、本当にありがとうございました!
さて、さて‥‥。トマトを買おうにも、種類が多過ぎ。どれを買っていいのやら。まず、オズマでも分かるように種類を説明していただきました。その一部をご紹介します。
「プチぷよ」
その名の通り、ミニトマト。もう、つやっつや!半端ない照り感。「触ってみてください。」ってことで、触ったら、感触、ぷにぷに。
サクランボみたい。皮が薄いそうです。傷みやすいのであまり市場には流通しないそう。トマトが苦手な人でも食べられちゃいそう。
いちごに恋するミニトマト!「トマトベリー」
なんだか、人間の王子様にあこがれて、脚を手に入れた人魚姫みたい。いちごに寄せてきています。先っちょ(実はこちらがお尻)が つんっ、ってとんがっているミニトマト。もともとある品種だそう。
いちごのまち、鹿沼にぴったりの品種!です。
いろんな色のミニトマト
ちなみに、「キャロル(赤)」「アルル(赤)」「トマトベリー(赤)」「ミドリちゃん(緑)」「イエローミミ(黄)」「オレンジ千果(オレンジ)」「トスカーナバイオレット(紫)」「チョコちゃん(茶)」「フルティカ(赤)」など、いろんな色がありますが、それぞれなる茎が違うそうです。当たり前か~。
「ファーストトマト」
全国的にも栽培している農家さんの非常に少ないトマト。県内でも、栃木市に何軒か作っている農家さんがいるくらいらしいです。先が尖っている、昔ながらのトマト。今は出荷向きの丸いトマトなど、品種改良が進んでいるからこその、トマト好きには「たまらないトマト」なのだそう。
「ぜいたくトマト」
オズマ、好き~!袋から出した瞬間、トマトの香りがツーンと鼻をくすぐる。もう、香りから高濃度。そして、おいしい。密度濃いです。ギュギュっと、田島ご夫婦の愛が詰まっちゃってます。
「田島農園のトマトにかけるトマトドレッシング」
濃厚な「ぜいたくトマト」を使用した、田島農園特製のドレッシング。特製とは言え、業者に委託して、味はパートスタッフの皆の意見を聞きながら作った自信作。原材料の分量は毎回同じなのだそうですが、トマトの収穫した時期が変わるとトマト自体の味も変わり、ドレッシングの味も微妙に変化。お日様のご機嫌が、ドレッシングの味を変えてる!?
さてさて、そろそろお話を聞かせてくださっている、なんかいい感じのご夫婦。聞きたいですよね~、いろいろ。まずは、お名前から‥‥。
田島さん、ご夫婦
奥様は、「田島郁枝」さん。田島農園の跡継ぎ姉妹の長女。親からは、小さいときから、「継げ継げ」言われ続け、「えらいこっちゃ!」と、感じてじていたそう。
そこにお婿入りしたのがご主人、「仁」さん(次男)。
小中と同級生の旧知の仲。あっ!お二人の馴れ初め、聞き損ねた~。メロンの時期にまた、聞きに行こうっと!(笑)
さて、ご主人は、30歳過ぎまで普通のサラリーマン。「いやあ、農家は大変ですよ。サラリーマンの方がよっぽど楽だった!やればやるだけ収入が上がるのが救いかな。」と、爽やかな笑顔で話されます。「夏だけ畑が空いてしまうので『メロン栽培』も始めた。ハウス内で栽培しているといっても、太陽光に左右されその天候で糖度も変わる。トマトを収穫する時期に、一気にメロンの種を撒く。メロンは種を撒いた日からきっかり決まった日数の期日に収穫する。以前は3種類のメロンを作っていたが、天候と販売の兼ね合いで、去年は2種類に減らした。今年は1種類かな。」とのこと。
オズマが、ずけずけと、「茨城の方では、メロン栽培で『メロン御殿』を建てた、なんて話を聞いたことがありますが、メロンは儲かるのでは?」との質問に、「それは、JAでブランド化して1個5000円とかで売った場合。ここではその値段ではなかなか買ってもらえないし、ブランドでもない。メロンは糖度ではなく、大きさで価格が付く。うちでは、最低でも糖度14度以上のものを販売している。値段と美味しさは比例していないんですよ。」と、教えてくださいました。「人気のトマトを教えてください。」の質問に、奥様、
「『ぜいたくトマト』が人気かな。トマトって、ほんと、それぞれの人の好みなんです。好みの味を見つけて欲しいです。1番人気は?と聞かれたら『カラフルミニトマト』かな。父の代では作っていなかったのですが、主人が頑張って販路を探し、広げて、栽培できるように頑張ってくれたんです。ほんと、頑張ってくれた。」
おおっ!!愛です、愛!
お二人の写真を撮っている間に、秘密が吐露されました。
な、なんと!!仁さん、トマトが全く食べられない!!
「ええっつ。それ、書いちゃっていいんですか!?」に、「いいですよ~。」と笑って快諾。2つの意味で、
すごっ!
「主人は、『ビールとラーメンがあればいい。』っていつも公言してるくらいですから。ナポリタンも微妙。」
と、奥様。
続けて、奥様のお話。「農協に出せるのは大玉トマトだけ。ミニトマトは出せないので、自分で販路を探すしかない。主人が、これからはミニトマトが主流になるはず、と言って『あぜみち』さんに置いてもらえるようにしたり、ラッピングを工夫したりと頑張ってくれたんです。」
「他の農家さんのトマトと競争になりませんか?」とのオズマの問いには、「『あぜみち』さんでは、自分で価格を設定できる。うちは、味に自信を持っているので、基本価格は変えない。旬の時期によっては内容量を調整することはありますが。」とのことでした。なんか、かっこいい!
ミニトマト「ミドリちゃん」。これで熟しています。
「アルル」
現在、パートさん十数名。道路を挟んで7つのハウスを持っているそうですが、パートさんごとにハウスの担当を決めてお仕事をしてもらっているそう。パートさんが収穫しやすいように、通路に向けてつるを誘引してくれるのだそうです。
トマトの花は、黄色かったよ!
奥様から一言。「是非、主人のインスタと、フェイスブック見てあげてくださいね!」
鹿沼のトマトには、愛が詰まってる~!
追加情報
スパイスカレーのお店「栃☆星」さん(鹿沼市千渡1893-1)では、こちら「田島農園」さんのトマトを使った、スパイス香る、自家製「トマトのピクルス」が食べられます。
田島農園の奥様曰く、「ご自宅でもミニトマトのピクルス、是非試してください。美味しいですよ。皮むきはせず、市販の『かんたん酢』とかでもOK。あまり漬け込み過ぎないように。」とのアドバイスいただきました。
また、イタリアンのお店、「トラットリアILDADO」さん(鹿沼市西茂呂3-2-2)でも、田島農園のトマトを使った料理が食べられるそうです。
そして、オズマのおすすめは‥‥。
美食家一家の娘さんから伝授された、「ミニトマトの蜂蜜漬け」です。湯むきしたミニトマトをタッパに入れ、トマトが浸る位に蜂蜜を注ぎ、冷蔵庫で半日~1日冷やしたら完成。暑い夏におやつ感覚で食べられる一品。マジ、いけます!昨年、オズマは中玉トマトでガンガン食べてました。(笑)
今日も、すてきな朝です!皆さまの今日が、素晴らしい一日でありますように!
ライター オズマ