こんにちは、水資源機構思川開発建設所です。
 
野山で紅葉を鑑賞することを「紅葉狩り」と呼びますが、皆さんはこの言葉の由来をご存じでしょうか？一説によれば、日本で紅葉を楽しむ習慣が始まった奈良時代や平安時代の貴族の間では、外を歩くことが下品なことであるとされていたため、紅葉を見るために歩き回る様子を獲物を追って野山を歩く狩猟になぞらえて「狩り」と表現したことが起源とされているそうです。
 
さて、栃木県の紅葉の名所といえば日光が有名ですが、鹿沼市にも紅葉を楽しめる場所が数多くあります。今回は、私が実際に鹿沼市で紅葉狩りをしてきた紅葉スポットを紹介したいと思います。
 

古峯神社

まず初めは、鹿沼市の紅葉スポットの中でも有名な古峯神社からスタート。
見ごろとなる時期は例年10月下旬～11月上旬ごろで、11月4日に訪れた時には、ちょうど見ごろを迎えていて境内のほぼすべての木々の葉が鮮やかに色づいていました。鳥居や社殿と紅葉の組み合わせは、まさに日本の秋の景色といった感じ。数々のメディアで取り上げられるのも納得の綺麗さでした。

大芦渓谷

続いては、古峯神社と並ぶ鹿沼市の人気紅葉スポット、大芦渓谷です。見ごろとなる時期は例年11月初旬～中旬ごろで、11月4日時点では、ところどころ緑色の葉が残っている木もありました。完全に色づくまであと少しといった感じでしたが、白井平橋の上から上流側を望むと手前のモミジが真っ赤に色づいていてとても綺麗でした。




 

西大芦フォレストビレッジ

3番目は個人的におすすめしたい紅葉スポット。古峯神社や大芦渓谷から下流へ車で10分くらいのところにある、西大芦フォレストビレッジです。古峯神社から鹿沼市街へ戻る途中、川沿いに並んだモミジが見えたので立ち寄ってみたのですが、清流のせせらぎと紅葉、そして人もほとんどいなかったので落ち着いた雰囲気で紅葉狩りを楽しむことができました。 
 

鹿沼運動公園

4番目は鹿沼市で密かに人気のある紅葉スポット、鹿沼運動公園です。公園内では、野球場の裏手でモミジバフウ、陸上競技場の周りでイチョウの紅葉をそれぞれ楽しめます。特にイチョウ並木の真っ黄色の黄葉は、モミジなどの赤色の葉が多い古峯神社や大芦渓谷では見られないのでおすすめ。
「スポーツの秋」ということもあってこの日も沢山の人が体を動かしていましたが、皆さんも鹿沼運動公園の紅葉を見ながら、スポーツや散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか？

深岩山の石切り場

最後に紹介するのは、笹原田にある深岩山の石切り場です。撮影日の11月4日時点では、まだ時期が早かったこともあってか、写真で見ると他の場所に見劣りすると感じた人も多いのではないでしょうか？しかし、実際に近くで見ると、空の青色と石切り場の真っ白な岩肌との対比によって、色づきかけの葉っぱでも写真以上に色鮮やかに見えました。もう少しすると紅葉の色も濃くなって、より綺麗になると思います。古峯神社や大芦渓谷に繋がる県道14号線からも見ることができるので、道中の車窓から楽しむのもおすすめです。
 
 
 
皆さんも、来年の秋、鹿沼で自分の好きな紅葉スポットを探して紅葉狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか？