【春のさくら特集】桜並木と教習車
ご無沙汰しております。ハルカです。
今年は特に寒暖差の激しい春ですが、タイミングよくお花見はできましたか?
私は生まれてからの20年間で初めての場所から桜を見上げました。
そのことについては後ほど詳しく書かせていただくとして、
今回ご紹介させていただくのは玉田町にある鹿沼自動車教習所さんです。
このままとぼけて話を進めてしまおうかとも思いましたが…
前回の記事を書かせていただいてからだいぶ間が空いてしまいました。
そして何より年度が変わりました。その間色々とありまして、浪人生活も3年目に突入してしまいました。
長期戦は覚悟の上でこの道を選んだつもりですが、それでもやっぱり
悔しかったり、悲しかったり、自分が情けなかったり。
春の訪れを素直に喜べないことに少し疲れて、受験をちょっとだけ横に置いて
教習所に通ってみることにしました。
3月後半の教習所は、4月からの新生活に向けて免許を取得する私と同年代の方達で溢れ、スピード感と眩しさに満ちていて。自分はやっぱり場違いだったかな、なんて思ったりもしながら。
鹿沼のことではありませんが、両親から聞いていたかつての教習所の話は
もう免許はなくてもいいかなと思うレベルの厳しさで、初めての時は相当緊張しながら伺いました。
私と同じように脅されていた人は多いようで、来るのが怖くて先延ばしにしていて
新生活ギリギリになったなんて話も聞きました。
そんな緊張の1時間目の教習に付いてくださったのは女性の教官でした。
学生さんかな?と聞かれ、自分の状況を説明した私にその先生は、自分の子供が将来、
あなたみたいに進路に向き合ってくれたら嬉しいなぁと言ってくださいました。
会話の中の何気ない一言です。ですが、その一言で私の心がどれほど軽くなったことか。
フロントガラス越しの景色が一瞬でワントーン明るくなったような気がしました。
車のハンドルを握るということは、自分だけではない命に責任を持つということで、
その指導を長年されている教官だからこそ、そのタイミングで、その一瞬で私をベストに
導いてくださったのだと思います。その後、卒所までたくさんの教官にお世話になりましたが、どの先生も優しく、楽しく、丁寧にご指導してくださり、話に聞いていた昔の教習所とは全く別の、思わず乗り越しちゃいたくなる教習所、それが鹿沼教習所でした。
ここで、鹿沼教習所のすてきポイントをいくつかご紹介します。
(1)県内唯一(2022年4月現在)学科教習のオンライン受講が可能。
現在はリアルタイムで顔を確認しながらですが、今後AIによる聴講態度の
確認システムを備え、アーカイブ配信により好きな時間に受講可能にもなるそうです。
私も実際にいくつかの教習をオンラインで受講しましたが、乗車と学科で間が空いてしまっても、
そこで待つ必要がないのでとても便利でした。また、ちゃんと聞いているかを教官がチェックしな
がらなので、形だけの受講にならない点も安心です。
(2)つばさプラン
発達障害や軽度の知的障害、その他免許の取得過程に不安がある方に向けて、
その方の特性に合わせた教習のサポートをしてくださるプランがあります。
このプランは全国に先駆け鹿沼教習所から始まったもので、
専門スタッフ「コーディネーター」が教習をサポートしてくれます。
(3)キッチンカーがやってくる!
春と夏、日替わりで様々なお店のキッチンカーが教習所にやってきます。
その情報はインスタグラムのアカウントでも紹介されており、シーズン中の投稿は
教習所であることを忘れるほどのグルメ情報アカウントになります。
教習生以外でも購入可能なことが多いので要チェックです。
(4)路上教習コースが季節限定で日本一になる
鹿沼市民の方はもちろんご存知と思います、鹿沼が誇る「美しすぎる桜並木」。
栄町のこの並木道も路上教習のコースの中に組み込まれています。日本一というのは私調べですが、仮免許でこの道を走るのは中々贅沢だと思いませんか?
教官もスタッフの方も、皆さん対応が細やかで温かく、マスク姿でもわかる笑顔いっぱいの教習所です。
他にもまだまだおすすめポイントはありますが、
詳しくは鹿沼教習所さんのホームページやインスタグラムをご覧ください。
浪人期は目標達成に至らない状態、人生の中の冬の時代ともいわれます。
楽天家な私でも、いつまでも自分のサクラを咲かせられないまま、呑気に花を見てもいいのだろうか?なんて思うこともあります。
ですが、毎年見慣れた並木道、
助手席から運転席へ、ほんの数十センチ道の真ん中に寄っただけでも、
自分でハンドルを握った車から見た桜は、浪人中の私の毎日にも、確かに春が巡ってきたことを実感させてくれる、初めての絶景でした。
桜だけじゃない、よく知る街並みもやっぱりいつもとは少し違う、知らない鹿沼がそこにはありました。
開き直るわけではありませんが、こういう春もあっていい、
大丈夫、ちゃんと進んでいるし、きっとどこまでだって行ける。
桜のトンネルをくぐりながら、密かにそんな思いで胸を熱くしながらも………
教官の指示にきちんと従って教習所へ戻りました。
これが私の今年の春です。
皆さんはどんな桜を見ましたか?
全部、それが正解の春です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ライター ハルカ