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栃木県鹿沼市の氷瀑絶景 寄栗の大滝でみられる冬だけの自然現象

みなさまこんにちは、鹿沼市魅力発信特派員のt.hirotaです!

 

今年の冬は例年にない寒波が続きました。

鹿沼市内でも雪が降ることが度々あり、そのたびに除雪作業に追われた方も多かったのではないでしょうか。

私自身もスノーボードが趣味で、この冬は毎週、会津西街道を経由して福島県の会津エリアのスキー場を訪れていました。

 

地元は鹿沼ですが、3年間ほど福島県会津若松に住んでいたことがあり、その頃は毎日除雪をしていました。

鹿沼に戻ってきてからは寒さを感じるものの、雪国にいたときのような感覚は薄れていました。

 

そんな中、地元の新聞やInstagramの投稿で昨年から気になっていたスポットがあります。

それが上久我にある寄栗の大滝(よりぐりのおおたき)です。

今回は初めて訪れましたので、どんな場所なのか、行く際の注意点などを含めてご紹介させていただきます。

 

 

寄栗の大滝は上久我の山奥にある滝になります。

 

栃木県道240号石裂(おざく)上日向線を上っていきますと到着します。

 

まず滝の近くに行くまでの道路状況に関して注意点があります。

道中は山道かつ日陰ということもあり、凍結している場所が多数あります。

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そのため、冬期に滝を見に行く際は車、スタッドレスタイヤの装備を推奨します。

※冬期以外であればバイクや自転車でも向かうことが可能です。

 

また、下の写真のように凍結していて、かつ急カーブのところもあるので、スタッドレスタイヤを履いた四輪駆動車のほうが安心だと思います。

douchuu_003

 

滝に行くには最寄りの駐車場に停めて、20分ほど歩く必要があります。

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ちなみに訪れたのは2月の中旬でした。

この日はたまたま天気も良く温かかったので、日中はだいたい10度前後でした。

ただし、滝の最寄りの駐車場では気温が2度となっており、鹿沼の平地と違ってとても冷え込んでいるので、厚着をして訪れたほうがいいです。

 

最寄りの駐車場は大体3~4台ほど停められる場所ですが、もし先に車を停めている方がいましたら、譲り合いながら駐車しましょう。

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駐車場から最初は少し上りの山道を登っていきます。

 

最初の難関は川を渡る道です。

川には橋などがかかっていないので、大きな石をつたって進む必要があります。

幸いにも大きな石が多いので渡りやすいですが、サンダルなどだと滑って転ぶ恐れがあるので、歩きやすい靴、できれば底の厚い登山靴で来るのがおススメです。

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川を渡りきると、次に鎖場の道が見えてきます。

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岩山を登るような難易度の高い鎖場ではなく、細い山道から滑落を防ぐための鎖になるので、しっかりとつかみながら登ります。

鎖場の道は、登りは大したことなく感じますが、下りは崖の部分がよく見えるので道の危険性が伝わります。

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鎖はしっかりしているものの、鉄製で冷たいので、冬期に訪れる際は手袋もあったほうがいいでしょう。

 

鎖場を通過すると、まず獅子ヶ淵という滝が見えてきます。

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寄栗の大滝への道から少々外れて川に下ったところに、小さな滝があります。

滝の落ち込みのところが名前の通り淵となっており、透き通った水の滝壺となっています。

とてもきれいな水場なので、ちょっと立ち寄ってみるといいでしょう。

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獅子ヶ淵を過ぎると、少しずつ雪道になってきます。

川の水が凍っているのも遠目から見てわかる景色となり、氷瀑への期待感が高まります。

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雪道をよく見ると獣の足跡のようなものも残っているので、クマよけの鈴などがあったほうが安心ですね。

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そしてついに寄栗の大滝に到着しました。

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写真で見ていた時はそこまでの大きさに感じなかったのですが、いざ実物を見ると、とても大きな滝と立派な氷瀑ができていました。

(タイミングがいいともっと立派な氷瀑になるそうです)

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滝の近くまで歩いていくこともできるのですが、雪が積もっているとどこが川かわかりづらいので気をつけましょう。

近くから見ると、頭上から水が落ちてくる様子を見ることもでき、涼しさを感じることができます。

(気温は低いのですが、歩いてきていたので体はポカポカでした)

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この滝に来るまで車移動40分、歩き20分ほどかかりましたが、来た甲斐がありました。

今年はもう見ることはできないでしょうが、来年、また訪れたいと思います。

 

最後に冬期の寄栗の大滝を見に行く際の注意事項です。

  • 最寄りの駐車場までの移動は、スタッドレスタイヤを装備した車で行きましょう
  • かなり気温が低い場所なので、厚着をしていきましょう
  • 滝までの山道は鎖場もある道なので、歩きやすく雪道も対応できる靴で行きましょう
  • 野生動物が出る可能性もあるので、クマよけの鈴やラジオ等を流しながら歩きましょう
  • 大滝の氷瀑には触れず、少し離れたところから鑑賞しましょう

 

ちなみに今回、ナビを使わずに向かった結果、道を間違えて加蘇山神社のほうについてしまいました。

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たまたま訪れましたが、山奥にたたずむ気持ちの落ち着く神社なので、大滝を訪れた際はこちらへの参拝もおすすめします。

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暑くなる前に石裂山(おざくさん)への登山もチャレンジしてみようと思います。

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ライターt.hirota


掲載日 令和7年3月21日
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