宇都宮ヤクルト販売（株）と鹿沼市消防団は消防団活動の充実強化に向けた支援に関する協定を締結しました！！

◆協定の締結◆

近年災害が多発化・激甚化しており、消防団員一人ひとりの役割が大きくなっている現状や、少子高齢化の進展、被用者の増加等による、消防団員の担い手の確保が困難な状況を鑑みると、今の時代に合った団員の確保対策や環境整備の対策をする必要があったため、消防団のイメージをより美しくより良いものとし、社会全体で消防団を応援していこうという雰囲気づくりを推進するため、ひいては女性消防団のみならず、すべての団員の確保、地域の安全安心につなげていくことを目的に協定の締結に至ったものです。

◆協定の内容◆

1：従業員に消防団への加入について呼びかける。

2：従業員から消防団に入団したい旨の申し出があった場合に、できる限り配慮する。

3：消防団に入団している従業員に対して、消防団活動が円滑に行われるよう、勤務の免除・ボランティア休暇等の活用などの配慮をする。また、消防団活動の実績に関する証明書を勤務評価の一つとする。

4：ポスター・パンフレット等の設置など、防火防災及び消防団活動に関する広報活動の支援について、協力要請があった場合には、できる限り協力する。

5：鹿沼市が実施する「鹿沼市消防団サポート店」や栃木県が実施する「栃木県消防団応援の店」について、登録依頼があった場合には、できる限り協力する。

◆予想される効果と期待◆

ヤクルトレディというイメージを消防団に取り入れることによるイメージアップは絶大なものであり、さらには、ヤクルトレディに女性消防団員というものを理解してもらえるキッカケとなることによるヤクルトレディの入団につなげ、地域住民（特に要配慮者）と顔の見える関係（信頼関係）を築いているヤクルトレディから、火災予防運動中には防火啓発、出水期や台風シーズンを迎える前には、早めの避難を促す防災意識啓発など、防火防災広報活動を連携し災害の抑止力を強化することによる地域防災につなげ、ひいては、災害件数の減少による消防団員の負担軽減を図ることを期待します。

協定締結式を開催しました！！

令和4年11月28日（月曜日）に宇都宮ヤクルト販売（株）と鹿沼市は市役所特別会議室にて協定締結式を開催し、宇都宮ヤクルト販売（株）代表取締役社長の柴田恵造氏と鹿沼市長はそれぞれ協定書に署名し、協定を締結しました。

柴田社長からは「私たちは日頃より『栃木県民が100歳まで健康でいることを応援する』というスローガンのもと活動していますが、人が健康になるためには地域が安心でないと本当の健康は手に入れられないと考えています。そこへ消防団に対して充実強化の支援が出来ることは非常に有意義であり、我々にしか出来ないことだと自負しております。鹿沼市に関しては、7,000軒、述べ10,000人からなるお客様に対して、防火防災に関しての情報提供をさせていただけることは、常々願っていたことでもあるので確実に遂行していきたいです。」と述べていました。

鹿沼市では、今回の協定締結を機に、さらなる消防団活動の充実強化に取り組んで参ります。

（宇都宮ヤクルトと鹿沼市の関係者の皆さん）

（左：宇都宮ヤクルト販売代表取締役社長柴田恵造、右：鹿沼市長佐藤信）

ヤクルトレディ兼鹿沼市消防団員の方へインタビュー

協定締結より前に、既に鹿沼市消防団に入団していたヤクルトレディの川津由佳さん。

川津さんはヤクルト鹿沼南センターで勤務する傍ら、鹿沼市消防団女性部（さつき隊）の団員としても活躍しています。

消防団に入団するキッカケは？

菊沢コミュニティセンターでやった防災フェスがキッカケでした。女性消防団が心肺蘇生の指導をしてくださって、女性消防団もあるんだぁ～。と思い、消防が大好きな息子のヒーローになりたい！と思い、入団を決意しました。

ヤクルトレディと消防団の両立は大変ではないですか？

お客様との信頼関係が強いヤクルトレディですが、消防団に入団した時から、お届けしながら啓発活動が出来ないか....と考えていました。

自分がお届けしているエリアの防火防災を守りたいという意志が高まりました。

宇都宮ヤクルトのビジョンである『とちぎマルゴト健康100』に防火・防災も加われば良いなという思いがさらに強まりました。

入団してよかったことは？

消防団の活動服を着て、消防車に乗車して啓発活動をしたり、式典には制服を着てそれを見て息子がカッコイイ！と言ってくれること。訓練の時には頑張って！と後押ししてくれることです。

消防団では普段どのような活動をしていますか？

消防車に乗って市内を巡回し、広報活動をおこなったり、スーパーなどにご協力を頂き、啓発活動を実施しています。保育園にて防災教室をおこなったりもしています。

女性部（さつき隊）の皆さんはとても優しく、不安なことがあっても親身になって話を聞いてくれますので、安心して楽しく活動が出来ています。

ヤクルトレディの皆さんとまだ見ぬ女性消防団員の方にメッセージをお願いします！！

女性消防団の活動はどんなんだろう？大変かな？と気になっている方々はいるかと思います。私たちは『できる事をできる範囲で』をスローガンに活動を展開しています。

難しいことはありません。団の皆さんが一緒にやってくれたり、教えてくれます。少しずつイベント等もおこなったり出来るようになってきたので、一度見に来てください。

実際に、私たちの活動を見ていただけると嬉しいです。鹿沼市のヒーローになりましょう。

 

～ヤクルトレディの皆さんへ～

ヤクルトをお届けしながらお客様に防火・防災のお声がけしてくださりありがとうございます。ご愛飲しているお客様の健康と防火・防災の啓発をしていきましょう。

鹿沼市消防団女性部長からのコメント

川津団員はどのような団員ですか？

消防団として活躍する姿を1人息子に喜んでもらえることが川津さんのやりがいにつながっているようです。

団の活躍やこの協定について、積極的に意見やアイデアを出してくれるのでとても助かっています。

（女性部 板橋部長）

ヤクルト鹿沼南センターマネージャーからのコメント

今後川津さんのようなヤクルトレディ兼消防団員が増えることが予想されますが、それについて今後期待することは？

消防団というと『火事の火を消す』というイメージですが、他にもたくさんの重要なお仕事をされているようですね。我々ヤクルトレディは、専門的な知識はありませんが、常に地域に密着していることを活かし、災害が起こるのを未然に防ぎ軽減させるための声かけ、高齢者の方のいつもと違う変化に気づくことなど、1人1人の小さな力ではありますが、市民の皆さまの安心安全と健康を守る、消防団の方のお手伝いをさせていただき、ここから更に消防団に入団し、活躍してくださる女性が増えていくことを期待します。女性のきめ細やかな気遣い、思いやりで鹿沼市民の皆さまが幸せに暮らせますように。

宇都宮ヤクルト販売（株）からのコメント

協定を締結したことにより、どのような取り組みをしていきますか？

春・秋全国火災予防運動の時期には、ヤクルトレディに防火啓発グッズを持って各家庭に訪問してもらい、お客様に防火防災啓発広報活動をしてもらう予定です。

さらには、消防団イベントなどが開催される際には、できる限りブースを出展するなど協力していきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

（総務部 増渕総務課長）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

（防火啓発物品を配布している様子）

今後ヤクルトレディに期待することは？

鹿沼市のみなさまに長く愛され、親しまれている存在であるヤクルトレディには、今回の協定による防火防災や消防団活動に関する広報活動の支援を通じて、みなさまの何気ない日常の安心感をさらに高めてほしいと願っています。

また、働く女性が活躍する消防団活動には大いに共感をしておりますので、その活動を全力で応援いたします。

これからも当社ビジョン「とちぎマルゴト健康100」に基づいて、みなさまの心・体の健康に加えて、地域の健康に目を向けていきたいと考えております。

（宅配営業部 横山次長）