木造 薬師三尊像と十二神将像
名称 および員数
木造 薬師三尊像と十二神将像 (15躯)
(もくぞう やくしさんぞんぞうとじゅうにしんしょうぞう)
基本情報
木喰
1780年 江戸時代
一木造
[薬師如来像]像高35.5cm・総高74.5cm
[日光菩薩像]像高38.8cm
[月光菩薩像]像高40.5cm
[十二神将像]像高54cmから63cm
指定
栃木県指定有形文化財(彫刻)
指定年月日:昭和31年6月15日
所在地・アクセス
栃窪766(薬師堂)
木喰堂内
観覧日:1月・4月・8月の第1日曜日午前9時から正午
※令和6年8月4日(日曜日)の御開帳は実施予定です。
JR鹿沼駅150メートル「鹿沼駅」・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」から荒針経由宇都宮駅行きバス「木喰堂」下車すぐ
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所有者
等持院
成り立ち・見所
本像は破損も少なく、所々に彩色を残しています。 薬師像の背面には「安永(あんえい)九子(ね)十二月八日四ツ時」 「日本廻国行者行道(ぎょうどう) 同弟子白道(びゃくどう)」などの墨書銘があります。 行道とは遊行(ゆぎょう)僧木喰(もくじき)のことで、 56歳のとき千体仏造像を発願(ほつがん)し日本回国をしました。 これらの像は、その途中、安永9年(1780)から翌年にかけての約5カ月間、 栃窪(とちくぼ)に滞在したときに製作されたものです。 木喰は微笑仏(みしょうぶつ)と形容される特異な木彫の仏像を北海道から九州まで残しています。 しかし栃窪での滞在期間に造像したものは、初期の63歳の作であるため、 特徴はそれほど明確にはあらわれていません。 とはいえ、木喰仏らしく、稚拙な表現の中に感情の率直な表出と生気の充溢(じゅういつ)が感じられます。
解説パンフ(pdf 168 KB)
掲載日 平成22年8月20日
更新日 令和6年7月3日
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