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鉄眼版大般若波羅蜜多経

鉄眼版大般若経箱裏の墨書鉄眼版大般若経

名称 

鉄眼版大般若波羅蜜多経
(てつげんばんだいはんにゃはらみったきょう) 

基本情報

元治元年(1864)奉納

600巻600冊・経箱12合・長持3竿

指定

鹿沼市指定有形文化財(歴史資料)
指定年月日:令和7年5月15日

所有者

銀座2丁目自治会

成り立ち・見所

本経は、黄檗宗の僧鉄眼道光が延宝6年(1678)に開版した鉄眼版一切経(大蔵経)の版木を用いた大般若波羅蜜経600巻です。願主薬王寺鑁海、麻田屋金兵衛を初めとする上横町の8名の世話人、願主・世話人を含む295名の施主により、元治元(1864)年4月1日、上横町(現銀座2丁目)薬師堂に奉納され、銀座2丁目自治会によって今日まで保管されてきました。
一切経の受容はそれまで書写や輸入に頼っていましたが、鉄眼版一切経は、国内で初めて普及を見た版本一切経として、高い文化史的価値を持ちます。
銀座2丁目自治会が所蔵する鉄眼版大般若経は折本装で、経巻を5冊ごとに収める帙、帙を収める12合の経箱、経箱を納める黒漆塗りの長持3竿全てが奉納当初の姿で完存し極めて良好な状態で保存されています。経箱落とし戸裏に奉納墨書銘、経巻見返しには施主銘があります。
大般若経を整備した経緯は「大般若経新造営頼母子連名帳」によって明らかであり、願主・世話人らは頼母子講や村の寺院を通じた施主の募集など複数の手段を設けて大般若経への結縁を勧誘しました。大般若経整備という目的の下、寺院・商人・職人が周辺地域を含めてどのような結びつきを持っていたのか知ることができます。

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掲載日 令和7年5月26日
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